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【勉強を始める方向け】公認会計士試験の全般的な勉強方針(短答・論文)

勉強お疲れ様です。もんどです。
この「社会人がゼロから公認会計士になるまで」は、私の社会人受験生時代の経験をあれこれ語っていく記事です。少しでも受験勉強のヒントになれば嬉しいです。

今回は公認会計士試験範囲を基に、私が試験勉強に際しどのように戦略を立てていたのかについて語っていきたいと思います。良かったら参考にしてください。

公認会計士試験範囲について

公認会計士試験の出題範囲については、公認会計士・監査審査会(CPAAOB)が下記の通り毎年公表しております。例年大きな変更はありませんが、法令・基準等の改正に伴い適宜修正が行われております。

令和5年公認会計士試験の出題範囲の要旨について

公認会計士試験範囲と予備校の範囲について

公認会計士を目指す場合、ほとんどの方が予備校を利用すると思いますが、公認会計士試験範囲と予備校のカリキュラムは以下のような関係にあると考えます(私はTACを利用していました)。

上記図について説明すると、予備校では試験範囲を「重要性」と「難易度」それぞれを下記の通り、ABCランクに分類しております。
Aランク:本試験で確実に正解したい
Bランク:本試験で出来れば正解したい
Cランク:本試験で正解できなくても良い
また、予備校のカリキュラムは大きく分けて「講義(授業)」「テキスト」「問題集・アクセス」「答練・模試」で構成されております。
上記図を見ていただければお分かり頂けると思いますが、予備校のテキストでは本試験の全てが網羅されていません。実際、これまで数千時間勉強していたにも関わらず、本試験で初めて見る論点が出題されます。これこそが公認会計士試験の特徴で、とにかく範囲が膨大で難関資格たる所以であると考えます。しかし、公認会計士試験は相対評価の試験であり、また予備校のカリキュラムが充実しているので、予備校のテキスト範囲を十分理解していれば合格は可能で、通称「Cランク」と呼ばれる論点についても合否には影響しないと考えます。

予備校カリキュラムとの向き合い方について

先述した通り、予備校のカリキュラムをやり切ることが出来れば十分合格は可能なのですが、この「やり切る」ことこそが難しく、またこの部分が人によって曖昧になっているからこそ公認会計士試験が難関資格であるとも考えています。本投稿で全てを語ることは難しいので、今後一つずつお伝え出来ればと思いますが、簡潔に申し上げると下記のように考えておりました。

Point①:最重要であるアウトプット教材(テキスト例題・問題集・アクセス・答練・模試)

大前提に講義の理解が重要ではありますが、ただ講義を聞いても試験には通用しないので、アウトプットを何回も繰り返すことが最も重要だと考えます。特に上記教材の「難易度」「重要性」がABランクのものは確実に解けるようにしていました。加えてただ解けるだけでなく、解法を理解することや出題された問題周辺の論点をテキストに立ち返り、体系的に暗記・理解することを心がけていました。

Point②:アウトプット教材に出題されていない箇所はテキストで

予備校のアウトプット教材は充実しており、それらを復習するだけでも多くの時間を要します。しかし、アウトプット教材では出題されていないが、テキストには記載がある論点もあります。それらについては、Point①で申し上げたテキストの理解とは別に、日頃からテキストを網羅的に復習し暗記・理解する時間を取るようにしていました。

Point③:Cランクの論点はサクッと

Cランクの論点は合否に影響しないので、一度出会った時に復習するのみで多くの時間をかけないようにしていました。特に、社会人受験生など時間に制約がある方はこれらに時間を使っている暇は無いです。それよりPoint①とPoint②をやりきり、本試験中に「この問題はCランクだから解けなくていいや」と思える余裕の方が大事で、日頃からABランクの問題に集中するべきだと考えます。

いかがでしたでしょうか。短答論文や科目毎に多少の違いはありますが、私は全体的な勉強方針については上記で一貫していました。良かったら参考にしてください。

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