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その道のプロなのか?


片付け業はフワッとご存じの方も多いとは思うが、具体的にどうやってるのかとかは知らないと思うので、軽く説明をしようと思う。

吾輩の住む札幌市は、
細かな物は素材毎に分別し、リサイクルもしくは廃棄。
家具や家電はリサイクルもしくは大型ゴミ、家電リサイクルになる。
仕分けと、家屋に傷をつけずに家具家電を外に出す運搬が主な仕事となる。

大袈裟な言い方になるが、集中力と体力が必要なのだ。

だが、ウエイトリフティングの様な馬鹿力は必要なく、コツを掴めば腕力はいらない。その代わり疲れない(パンパンにならない)で持続する事が大事になる。

搬出途中で「もう無理っす」て言われたらどうにもならないからである。

その為には疲れないコツを掴む事が重要なのだが、そういった創意工夫をせず、未だ気合いでこなそうとする人間が多数いる。

そういう人間に限って口だけは達者で、
「あぁすればいい、こうすればいい」と
やってもいない(実際にやれない)事に口を出してくる。

作業的にレベルの高くない搬出に
「ああしてこうしてやればいい」とか言いながら、
実際搬出する時には自分は持とうとせず、持ってる人に対してギャーギャー言う。

そして1人で持てそうな家具なんかを
「俺こんなの1人で持ってますよ。すごいでしょ?」みたいな顔してヒイヒイ言いながら階段を降りてくる。

我々の目的は力自慢ではなく、いかに傷をつけずにスムーズに出す事なのだ。

仮にその道で飯を食っていくプロだと仮定して、
なんの技術習得も工夫もせず作業しているとしたら、5年後10年後は体が持たないであろう。

どの道でも同じことが言えると思うのだが、
プロとして、自らの業務に対して改善や工夫を出来ない人間はきっと淘汰されると思う。

不便を発明によって便利なものが生まれ、過去の道具が使われなくなるように、時代や時世に対応できない思考の人間もいずれそうなると吾輩は思うのである。


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