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いつでも上機嫌な自分を作る方法


 芸能人のみやぞんさんが言っていた「自分の機嫌は自分で取る」という言葉が好きです。
 最近、私の中で「上機嫌」というワードがヒットしています。どんな自分でありたいかを考えるとやっぱり「上機嫌」な状態でありたいし、毎日上機嫌でいることができたら人生も楽しいと思えるからです。
 また、不機嫌な人よりも上機嫌な人の方に人は集まります。人が集まるから何かの縁で自分の人生が好転することもあり得ます。上機嫌でいることは人生において、とても大切になってくるのです。
 しかし、人生は嫌だな、大変だなって思う時や、イライラしてしまいそうな時はたくさんあります。そんな時にも上機嫌な自分でいるためにはどうしたらよいのでしょうか。
 今回は齋藤孝さんの「上機嫌の作法」から学んだいつでも上機嫌な自分を作る方法を書いていきたいと思います。

1.上機嫌モードにする

 上機嫌力をつける前段階として、私が対人関係で大事だと考える身体的基本原則を挙げましょう。
①目を見る ②微笑む ③頷く ④相槌を打つ
「上機嫌の作法」著:齋藤孝

 自分は上機嫌だと主張しても、相手にそのことが伝わらなければ意味がありません。よく自分の話を聞いてくれて、話しているとなんだか気分がよくなる人の動きには、上記の要素が含まれているように感じます。また、笑うから楽しいと一緒で、上機嫌にとらえられる行動をすると、身体も自然とそのようになってくるのではないかと感じます。

2.その場に当事者意識を持つ

 人と一緒にいる間は、楽しい時間を過ごすようにお互い努力する、という暗黙の基本ルールが、現在の日本ではあまり共有されていないと言っていいでしょう。場に対する責任感、当事者意識が希薄すぎる。その場は、自分を含めた一人ひとりのからだの延長です。場にいる者は、沈黙した空気に対して、当事者として責任がある。
「上機嫌の作法」著:齋藤孝

 一人でいるときには、それほど問題にならない不機嫌も、誰かといると大きな問題になります。人と交わるときには、上機嫌に振る舞う方がいいです。家庭でも仕事でも、以前イライラして過ごす自分がいました。自分がイライラすれば、当然その空気で周りもイライラして空気が悪くなる。
 しかし、最近実感しているのは、自分が上機嫌でいれば、周りの空気も明るくなり、過ごしやすくなるし、上機嫌で過ごす自分はやっぱり気分がいいということです。もちろん、いつも上機嫌でいられる状況ではないときもありますが、そんな時でも、その状況から自分を「ふっきり」、上機嫌に振る舞いことを意識しています。
 家庭では、笑顔で過ごし、職場では、常に周りの空気を明るくするように、ちょっとしたボケを入れつつ会話を楽しんでいます。
 仕事も楽しいことばかりではありませんが、「あいさつ+一言」。具体的には「あれ、髪切りました?」や「寒くなってきましたね。」、「その服素敵ですね。」など意識して自分から声をかけています。また、常に笑いをとることも意識しています。笑いをとるために、頭をフル回転しています。TVで大喜利を見たり、落語を聞いたりして、面白い返しを勉強したこともありました。
 ここで私から、周りを明るくするおススメの返しを紹介します。何かを質問された時、ここは笑いを起こしたいと思ったけれど、上手い返しができなかった時、「ごめん!面白い返しが思いつかなかったので、あと2時間後にもう一度同じ質問してもらっていい?LINEでもいいよ。」と答えるとだいたいみんな笑ってくれます。しかし、時々、「めんどくさい奴」と思われてしまうこともあるのでそこは相手と状況を見てやってみてください。そこを見極めるのも大切です。

3.ふっきり上手になる

 さて、今置かれている状況と自分を「ふっきり」、上機嫌に振る舞うにはどうしたらよいか。筆者は「ふっきる」ためのポイントとして以下のように挙げています。

 ふっきるためには、どんな力が推進力となるか。三つのタイプを挙げてみます。
①断言力 ②想像力 ③自分を笑い飛ばす力
 いずれも、現実に吞み込まれるままにしておかない。状況から一旦身を引き剝がす。
「上機嫌の作法」著:齋藤孝

 本を読んだ上での私なりの解釈は、①の断言力は、現在の状況をしっかり認識し、「こうである。」と断言すること。つまり、どんなに現在の自分の状況がいくら悪くてもその状況をしっかりと受け止めることです。受け止めた上での上機嫌です。
 ②想像力とは、今の現状を、楽しい方へイメージすることです。想像力を膨らまし、ものの捉えを変化させていくことができれば、起こっている出来事を楽しく捉えることができます。
 ③自分を笑い飛ばす力とは、自己卑下するのではなく、どんな自分でも上機嫌に笑い飛ばすことができる。そんな力だと感じます。
 つまり、上機嫌でいるためには、今の自分の状況を認識し、受け止めること。受け止めた上で、その現実を「ふっきる」。想像力を駆使したり、自分を卑下するのではなく、自分を客観視して笑い飛ばすことが大切です。上機嫌でいる人は、なんだか何も考えていない人に思う人もいるかもしれないですが、実はとても賢い人のように感じます。

4.上機嫌の持久力をつける

 不思議なことに、会う方会う方に対して上機嫌でいるよう心がけると、だんだん上機嫌の持久力が伸びてきます。いろいろな人とエネルギーを交換し、上機嫌を自分に課する。最初は場を盛り上げることに対する疲労感が伴います。しかしこれを続けていゆくうちに、そう簡単には疲労しなくなるものです。
「上機嫌の作法」著:齋藤孝

 これは、自分の中で新しい発見でした。上機嫌にも持久力があるのかと。実際、私も上機嫌でいることを実践していくうちに、少しずつこの感覚が分かっていました。今は、前なら上機嫌でいられない場面でも、「ここは上機嫌力を高めるチャンス」と思い、上機嫌でいるようにしています。なんだか上機嫌になるゲームをしているみたいで楽しいです。ですので、最初は難しくても、続ければ上機嫌の持久力がつくと思って取り組んでいくことが大事だと思います。

5.おわりに

 最後まで読んでいただきありがとうございました。本当にできる人は「上機嫌」。周りの状況に左右されず、上機嫌でいることができる人には、人が集まるし、人生がより良くなっていくのではないでしょうか。そんな力は持っていたいし、上機嫌で振る舞う毎日は、不機嫌で過ごす毎日よりきっと楽しい。毎日の上機嫌な日々が、人生を楽しくしてくれると信じて、明日も上機嫌でいようと思います。

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