肩書のある、そいつと働く

僕が働いている自治体には、大学のゼミの同期（以下、そいつ）もいます。

そいつは大卒で、公務員になったのです。僕は物流企業に就職して、転職先がその自治体でした。そいつとは連絡を取り合うような仲ではありませんが、仲が悪いわけでもなく、時々どこかで顔を合わす程度でした。

気がつけば、転職して１０年以上経っていて、そいつは肩書がついていました。そして、そいつと一緒に仕事をすることになって、なんとなくモヤモヤしながらも、打合せで顔を合わせました。いまの僕の働き方としては、肩書を追いかけるような気持はないはずなのに・・。

周りに関係する人たちがいるので、学生の時みたいにタメ口で話すことなんてないのですが、ひととおり話し合いをした後で、部屋を出た時に声をかけてくれたのです。

「最近さぁ、ゼミの飲み会ないよね」

勝手にモヤモヤしていたのは、僕だけでした。

同期なので、そういう話題が楽しかったはずなのに、変に緊張していたのです。そいつは肩書もついていることもあって、僕の職場では会社的な上下関係（うまく表現できないけれど、○○課の○○係長だからキチンとしなきゃ・・みたいな）で捉えられています。

そいつが、どんな風に働いているのか分からないのですが、相変わらず飄々として、それでいて真面目な感じは学生の頃と変わっていませんでした。

この春から、色々と仕事の内容が変わっていて、僕の担当する業務の中に、使われなくなった公有地の利活用が加わりました。詳しいことは書けませんが、それは新しい挑戦でもあり、よくよく調べていくと”自分がやってみたかったこと”のようでもあります。

そいつと一緒に働くことができる。きっと、新しい刺激になりそうです。

#同期 #はたらく #再会