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ファーストシューズと世界一のスタバ

毎週月曜日は、旅の記録を書いています。

お子様のいる方は、”ファーストシューズ”について思い出がある方もいるかも知れません。

あんなに小さかった赤ちゃんが、人間らしくなって、ハイハイをして、つかまり立ちをして、立って、歩いて・・と目覚ましい成長を見せるとき、さて外を歩いてみよう、というタイミングで履く「初めての靴」のことです。

ファーストシューズは、初めて履く靴なので、しっかりと選びたいと思いつつも、ネットで調べてみると、自分で作れるキットがあることを発見したのでした。一体どれだけ大変なのかなぁ・・と思いつつ注文したら、これが届きました。

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色の組み合わせはいくつもあって、この写真の白は甲の部分で、大きい部材は靴の内部に当たる裏側です。もう切られていて、糸を縫い付ける穴も空いている親切設計。あとは手で違い違い(たがいちがい・・漢字にすると面白いですね)に縫い合わせていくのです。

ここまで準備されているから、ささっとできるかと思いきや、糸を違い違いに穴に通していくという作業の性質からか、不器用なもので、結構な時間がかかりました。

でも、出来上がるとかわいい革靴が完成するのです。個人的に革製品が好きなこともあって、完成しただけでも嬉しくなります。

そんなファーストシューズを履いたのは、上の子・・1歳1ヶ月頃のことでした。僕の祖父母の住む金沢の手前、富山で新幹線を途中下車して訪れた、富山県富岩運河還水公園でした。・・漢字が堅い・・一般的には、”還水公園”と呼ばれている、あることで有名な公園です。

そのあることとは、こちら。

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何となく日本じゃないような街並みの中に、水と緑の距離がとても近い美しい風景です。海外の公園のような風情の中で、手前のカップお店が・・世界的に有名になったのです。


勿体ぶってしまいました・・それがこちら。

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この公園にあるスタバは、「世界一美しいスタバ」としてネットなどで有名になりました。

ここからは僕の私見ですが、先程の運河の風景と、ガラスの透明感に、公園のアクセントにもなっている石作りを思わせる外観との調和は、公園の中心になっているくらいの存在感です。不思議と違和感がないのは、店の前面の底部が浮いているように見えることで、重たさを感じないからではないかと考えています。

もともと、両親が先に富山に着いていて「綺麗な公園あるよ」と教えてくれて行ってみただけでした。でも、このスタバを見つけた時に、頭の中の写真と合致して「あー!世界一美しいスタバだ!」となったのでした。

店内は、いたって普通のスタバでしたし、出てくるドリンクも安定の美味しさ。でも、風景って大切ですし、こうして日本の地方都市にある公園がクローズアップされることは、住んでいる人にとっては嬉しいことかも知れません。

子は、スタバの近くの芝生でファーストシューズを履いて、少しだけ歩きました。靴の感覚やら、新しい場所(初めての場所は緊張するらしい)だったので、落ち着かない様子ではありましたが、無事に履いてくれました。

僕の場合、ファーストシューズは完全に記念品としての目的だったので、日常的に履く靴は、もっとしっかりしたメーカーのものを買っていました(笑)

手作りで作りたい、と言う親心を刺激するキットがあることは、何となく我が子に何かしてあげたいけど・・と手をこまねている父親に向けた提案なのではないかと思うのです。ぜひ、お試しください。

下の子の時も、同じキットを購入して、夜な夜な縫い目に違い違いに糸を通していきました。二人分のシューズは今でも残していますが、こんなに小さい足だったのか・・と感慨深いものがあります。


シンプルなサムネイル、infocusさんありがとうございました。・・実は、完成したシューズの写真でした。手作りでこのクオリティなら、ぜひやってみたい!と思えますよね。うんうん、とてもいい思い出です。


#ファーストシューズ #DIY #公園 #スタバ #旅 #世界一美しい



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