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料理と行事と手伝いと

新年の始まりに台所で包丁仕事をすること、それを「包丁始」(ほうちょうはじめ)と言って、今年の新年の投稿では、節目の日に、子と台所に立った話を書きました。

無理せず、焦らず・・なんて構えていたら、それから全然一緒に台所に立ってくれません(笑)

節分の昨日、僕は相も変わらず忙しい仕事から帰れず、残業をしてから帰宅しました。恵方巻きを作れたら・・と考えていたこともあって、朝のうちにご飯は炊いていたのですが、やはり晩御飯には到底間に合わず、家族はお風呂の時間に。

迷いましたが・・・やはり諦めきれず、恵方巻き作りに着手。とはいえ、巻き込む具は、何も買っていないので、あるもので。

その日の朝に偶然発見した「すし太郎」を、レンチンしたご飯と混ぜ合わせて、卵焼きを焼いて細く切って、ツナマヨを作り、カニカマを冷蔵庫から出して。巻き簾を探していたら、上の子がお風呂から上がってきて「えほうまき、つくる!」と宣言。

子は、すでに寝る時刻を過ぎていたのですが、節分だし一年に一度だし、仕方ない!と言い聞かせ、子には、海苔の上に乗せたご飯を広げる作業をさせました。僕は、家族がお風呂に入っている時間だけで恵方巻きを作らねばと、なぜか焦っていたこともあって、早く早くを連発していました。

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ここに具を並べて、巻き簾でぐるっと巻いて。

そして、同じ作業をもう一度して、2本の巻き寿司が完成。この時点で、妻や下の子もお風呂から上がってきていました。

「食べたーい!」と声が上がるのは必然のタイミングだったのかも知れません。しかし、もう寝る時刻でした。「一本食べられるもん」と言い張る子たちは、さすがに夜も遅いし、そもそも夕食も食べているので、恵方巻きとして食べるのは難しいと思いました。

しかし、妻も含め、ひとくち食べなければ満足しなさそうだったので、急遽、輪切りにして、家族で恵方っぽいあたりを眺めながらパクリ。

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4人家族なのに、5つに切ってしまったから、慌てて僕がもう一つ食べたら「ずるーい!!」と抗議もありましたが、恵方巻きを作って食べる、そんな節分を過ごすことができました。

季節の行事を楽しむことも体験の一つですが、恵方巻きのように、料理することができるなら、子と一緒に作ることができたら楽しいなぁと思います。ついつい欲が出てしまいますが、子が料理をしたくなるように待つこと、それも大切な姿勢です。

一般的に、親が子どもに料理を教えるというか、子どもが親から料理を教わるというか、その時間はすごく濃い時間だなと思いました。

当たり前だけれど座学のようなものでもないし、同じものをじっと見ている感じ(子が握る包丁の手元のように)とか、最初から全然上手く行くはずないのに、親子で何やら焦ってしまうとかも、普段なかなか経験できないなぁとふと思いました。また、一緒に料理したいなぁ。


#恵方巻 #子どもと料理 #料理 #節分  


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