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その土地にも旬がある

桜の季節はどんな場所へ行っても綺麗な花を見ることができます。南から北上して行って、およそ2ヶ月かけて日本を縦断する桜前線・・大人になると、当たり前のようになってしまいますが、子どもの頃は天気予報で桜のこと言ってる〜、と笑っていたものです。

その土地それぞれに合った季節というのがあります。それは農作物の生育に合っていることもあるでしょうし、観光のための景色や施設が合っていることもあるでしょう。冬はスキー場、夏はフェス会場のように。ちょうど、フェスが開催されていた苗場は、冬はスキー場ですね。

そんなことを知らずに現地に行って、今は季節外れだからなぁ・・と言われてしまったこと、感じてしまったこと、ありますよねぇ・・。それは次回の課題となって、また新しい旅のきっかけにもなるものです。


北海道に行った時のこと。

友人のライブを見にいく目的で、たまたま公演中だった劇団四季も合わせて観たのは、1月の頃でした。1月というと、何があるでしょうか。全国的なイベント・・自分自身が体験していないことは、なかなか思い付かないものです。

ひとりの時間には、彼の地にある北海道大学の構内を散歩したい(雪は降っていました)と、地下鉄で向かいました。しかし、地下鉄の時点でちょっと変だなと思っていたのは、休日なのに結構人が多い・・ということでした。

1月に大学で行われているイベントと言えば・・いわゆるセンター試験。それをまったく知らなかったので、大学の門まできて、ようやくハッとしました。閉ざされた門の前では、受験生が行列をなしていました。受付らしき場所から1人ずつ校内へ・・もちろん一般の人は入れませんでした。

でも札幌といえば、雪まつりもある!・・と思いついたものの、こちらも開催までには1週間ほどあり、大通公園はただの雪景色の公園でした(笑)なんの情報もなく行ったこともあり、まぁ仕方ないか・・なんて思ったものです。


家族で初めて山梨県に行ったのは、2月でした。

フルーツ王国なんて呼ばれている山梨県、とはいえ2月には何もありません。あと1ヶ月遅ければ・・市内のあちこちにある桃畑の桃の花が咲いて、桃源郷と呼ばれる景色が広がっていた・・はずでした。

温泉が目的だったこともあって、フルーツだけでなくほかのものも調べずに行ってしまったのです。

2月の酷寒の中、人のいない大きな公園で遊びました。・・山の上の方にあって風も冷たく、金属製の遊具は冷たくて握れず・・もっと暖かい時期に来れば、桃が、葡萄が待っていることを知ったのでした。

その後、桃狩りに行ったり、大きな公園にリベンジしたりと、楽しめるきっかけになりました。やはり、その土地にあった季節ってありますよね・・。


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