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こどもから

使い古されてしまったようだけれど、親になると痛感する、こどもが教えてくれる、という現象。

こどもは純粋とか無垢とか、そういう説明をしようとする場合もありますが、それは比較対象が反対の性質を持っているという前提で語られてしまうから、僕はあまり好きではありません。(大人は汚れている、みたいに)

センス・オブ・ワンダー、なんていい言葉がありますが、きっとそれはどんなこどもでも持っていて、それをすくい取るかどうかなんだよなぁと思っています。話すとか、描くとか、歌うとか。大人に分かる表現じゃないと受け取れないという課題はありますけども。

たどたどしい知識の中で、閃いて放つ言葉の力は計り知れません。笑ったり、ハッとしたり、考えたり、怒ったり、いつの間にか親の想像を超えてくるのです。

子が話がうまくなってきて、いろんな質問に答えてくれるようになってきて、好きな色は?、好きな食べ物は?、などと聞いていたときのこと。

お父さんは、どんな仕事がいいと思うかな?

うんとねー、お手紙屋さん!

お手紙屋さん・・郵便局員のことなのか、それとも何か書く人なのか、そのときに深入りせずに終えてしまったのですが、今でも思い出します。

妻は、こどもの言葉によって、電車に乗って通う働き方をやめました。もちろん、それだけではない理由はいくつもありますが。こどもが「いまやりたいこと」にこだわるのを見て、会社(ココロコ株式会社)を起こしました。

この状況だけに、大きな活動はできませんし、大きな活動って何?ということもありますが。地域を暮らしやすく、そんな気持ちの込められた会社は少しづつ進んでいます。

以前、少し紹介しましたが、そんな妻の会社の初めてのイベント出店が、今週末にあります。場所は、中央線の武蔵境駅。駅にあるnonowaで、飲食の「れもねゑど」というお店との共催です。

主婦の会社と言うことも汲んでくれて、このれもねゑどさんのご厚意が素晴らしく、何から何までお手伝いしていただいているとのこと。地域産のレモンを使って、地域の価値を上げていく、それはココロコの思いとも似ています。

このnoteを通じて買っていただいた方もおりますが、稲城の梨を使ったドライフルーツを用意しているとのこと。在庫が少ないかも、とつぶやいていましたが、当日を迎えるのが不安でも楽しみでもあります。

子は、お店屋さんになるんだー、と言ってあいさつの練習をしています。ほんとにお客さん来てもできる?と聞いたら、それは恥ずかしいよぉ、と。

僕は、家族として、どこかにいて、妻と子の新しい挑戦を見守っていたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 創作大賞2024への応募作品はこちらから!なにとぞ! https://note.com/monbon/n/n6c2960e1d348