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週末に帰れない飲み会

新卒で入社したのは、伝統ある物流企業。なんだか古い感じの体質だなぁ・・なんて思っていました。しかも、僕は未体験の体育会系の社会。職場はほとんどが男性で、事務のような役割で女性の社員がいるような、そんな”昭和”っぽい雰囲気。

たった15年前だから、平成のことだったと思うけれど、昭和を感じた”お酒”の旅。

勝手な勘違いかも知れないけれど、体育会系ってよく呑むイメージがあります。しかも、昭和なイメージも手伝って、若手は飲め!!みたいな雰囲気ですね。

毎月のように、若手で集まって飲み会・・同期の飲み会もチャンスがあれば・・そんなふうにして、集まる機会と言えば飲み会でした。それぞれに忙しかったし、同期の範囲というと配属された支店(ざっくり都道府県レベル)で、集まる場所もなかなか距離があるような環境でした。

固定記事で、飲み会のことを書いていますが、まさにこの会社での飲み会でした。飲まない(飲めない)男でも、女性の3倍もの参加費の飲み会って・・と腑に落ちない帰り道を過ごしていました。


ある日、社員の親睦を深めると言った名目で、静岡県の伊豆に泊まりで懇親会を行うことになりました。支店長以下、偉い人たちが揃っている中で、若手と呼ばれる僕たちは断ることは許されず、業務の忙しくない時期の金・土という日程。

お酒が得意ではなかったのですが、夕方に現地に着いてから、宴会場のような場所でまずは夕食の飲み会。いわゆるコンパニオンさんがやってきて、それもたまげました。肩パッドかっちりの原色スーツに、前髪がワイヤーのようにかっちり固められている女性陣、そもそもそういうのが苦手な僕だったので、遠くから眺める感じでした(笑)

夕食が終わると、これまた温泉街のスナックに移動して、全く楽しくないカラオケ(笑)を聞かされながら、水割りをずっと飲み続けました。

すでに、ビールを何杯か時間をかけて飲んでいて、そこに水割りという新たなお酒を投入。当時は、とにかく気持ち悪いまま時間を過ごしていました。夕食から6時間以上飲み続けていたような・・。

寝る前も、有志で飲み続けていましたが、僕はあっさりと寝てしまったような・・もう飲めないし、基本的に楽しい会ではなかったのです(笑)

そんな懇親会を経て、数日後に、大学の同期たちと集まって飲み会がありました。こちらは基本的に楽しい飲み会で、それでもお酒に弱い僕はあまり飲むことはありませんでした。ただ、ずっと飲み続けていた懇親会のおかげで、僕は普段よりもお酒に強くなっており、周囲に驚かれました。

「もつ、やばい会社に入ったな・・」

元々、僕がお酒を好きではないと知っていたので、飲める量が増えたのは、好きになったからではない・・と悟った同期の発言でした。

今となっては、お酒に強くなっても褒めてくれない同期たちのありがたみを感じます。弱いままでいていい時代になって、本当によかったなぁと思います。

新しい季節、お酒を飲むたびに思い出す、酒の旅の思い出。


かわいいクマのカンパイ・・こんな風に気軽に、お酒が飲めるようになったらなぁ・・と思っていた時期もありました。このクマのように、ダラダラと楽しくお酒が飲める時間、貴重ですね。infocusさん、作成ありがとうございました。


#社内旅行 #飲み会 #思い出 #酔い  

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