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二兎追う者が、ここにいる

ランチに行ったとき、サイドメニューのフルーツサラダが、あまりにも好きになってしまったため、毎週通っている店があります。

それがこの店、フタバフルーツパーラーです。

もともとは都内にあった青果店が、カフェ界の大御所と組んで広がっているお店です。"映え"の時代にあって、彩りだけでなく甘いフルーツを使うという罪作りなコンセプトかと思いきや、その実はビーガンに傾倒したメニュー構成となっています。

すべからく、僕のような客が「じゃあ大丈夫だ」と何の根拠もなく認め、通い詰める結果となっているのです。(実際に、とても配慮が行き届いています)

秋が深まってきた11月某日、お店に行くと入り口には季節のパフェの写真が。それが、なんとモンブランパフェだったのです。これまで、秋のパフェにモンブランは登場していなかったはずです。地味だし、栗には果物感が薄いという特徴がありました。(ナッツですから)

しかし、ここ数年の栗の加工技術の進歩などによる、栗菓子、あるいはモンブラン味の増加に、ついにパフェが動いた!という感じでしょうか。

パフェの語源は、パーフェクトであると聞いたことがあります。お菓子のパーフェクトを目指したのが、パフェならば、モンブラン好きとしては、その挑戦に報いる必要が大いにあると思うわけです。

というわけで、ランチタイムにモンブランパフェを頼んでみました。

なんかムーディーな暗さですが、ランチタイムの明るい店内でしたよ。

パフェグラスの上に、渋皮煮が乗ったモンがあるみたい。マロンクリームの中はすべてソフトクリームでした。その下は、マロンムースのような感じで、最後はコーヒーゼリー。

とてもシンプルでしたが、そんな感じでもいい、と思えるほどにマロンクリームが美味しかった。さらに、マロンクリームにかかっていたココアパウダーがとても良いアクセントでした。

さらに次の週に店に行ってみたら、季節のタルトもモンになっていました・・。さすがに、2週続けてスイーツ食べてるのも、ちょっとなぁと思っていたので、タコライスも注文して、カモフラージュ(笑)

ちなみに、ここのタコライスはビーガンのレシピで、肉が入っていません。大豆で出来たフェイクミートが使われています。しかも島豆腐という、なんとなく健康に良さそうな。僕はいつも、ご飯少な目で注文しています。野菜だけでなく、フルーツもしっかり載って。さすがです。

さて、モンのタルトがやってきました。

パフェと同じマロンクリームは、渋皮が含まれている濃いめの色合い。パフェのときには、中のソフトクリームが冷たかったのですが、タルトの中身は、豆乳ホイップでした。この豆乳ホイップ、ふつうのホイップとはちがう、コックリとしたコクがあって原料である大豆の豆の香りが感じられます。

これが、マロンクリームと相性が良くて驚きました。ふつうのケーキだと、豆乳臭さのようなものが際立ってしまうのですが、モンになると意外とまとまっていて、新発見でした。

マロンクリームが美味しい、それだけでモンの完成度が決まるように思いますが(少なくとも、僕はそういう感覚です)、ホイップが変わることでも違った味わいになることを、この店で知りました。

モン・・深すぎる沼・・。

最近、新しいメニューがランチに加わっていて、なんだかホッとしました。というのも、サラダが週替わりでなくなったり(メニューの注記が消されていた)、先月くらいまでタコライスも注文できなくなっていたりしたのです。どちらも復活して、新メニューも追加、という嬉しい変化でした。

今シーズン、あと1回くらいパフェ食べたいなぁ。

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