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1年のおわりと、1年前の始まりと

子が通う学童から、お便りがありました。「1年間学童に通った記念のアルバムを作っている。ついては、その中で親御さんからのメッセージを掲載したいので、書いて欲しい。」とのこと。中には可愛い便箋も入っていました。

何か懐かしい感じ・・子が保育園の卒園にあたって、メッセージをしたためたのは、たった1年前のことでした。卒園のメッセージを考えていた頃、子は「小学校に行ったら友達できるかなぁ・・」「お友達と同じ組になるかなぁ・・」などと不安がっていました。

実際に入学してみると、保育園が同じだった子とは別のクラスに。しかし、不安だった”友達できるかな”問題は、入学式の日に解消されました。

教室から出てくるなり「ねーねー、お友達できたよー。○○ちゃんっていうの」

幼い頃から、初対面の人と打ち解けるのが苦手だった(人見知り)僕からしたら、早すぎる展開に驚きました。でも、やっぱり大丈夫だったね、と安心したのでした。

入学式は、下の子も一緒に参加していたこともあって、家族総出のイベントとなりました。式のあいだ、下の子は「オオカミさん、こない?」としきりに不安がっていましたが、新入生の入場時には「ニンゲン、きたね」と安堵の様子。緊張感のある式典とは反対に、ちょっと面白い時間でした。

学童は、小学校に入学するよりも前に通い始める場所です。

保育園を卒園した翌日には、学童に通い始め、数日後に入学式を迎えるのです。年度始めの忙しい時期でしたが、学童に通う子のお弁当を作ったのも懐かしい思い出です。・・・って、数日すると年度末・年度始めのお弁当作りが復活するのですが(笑)

僕はあまりお迎えにいけなかったのですが、学童にお迎えにいくと、ちょっとすました感じで教室を出てくる我が子の姿を見かけることがあります。保育園の時の駆け寄ってくる姿はありませんが、成長なのかなぁと複雑な思いです。


保育園の卒園時のメッセージは、きっと先生方も読んでくださると考えて、感謝の思いを込めた内容にしていました。そして、いまはよく分からなくても、また少し年を重ねた時に読み返してほしいという思いもありました。

児童文学作家の方が「大人になった時に、あなたを支えてくれるのは、子ども時代のあなたです」といった言葉を残されていて、僕はそれがとても好きなので、そんなニュアンスの言葉を添えました。

 ほいくえんのおもいでは、○○のこころにずっとのこって、こまったとき、さびしいとき、きっと、ちからになってくれます。おとうさんもおかあさんも、このほいくえんがだいすきです。そつえんおめでとう。

1年前の卒園メッセージから抜粋

学童はあっという間の1年でしたが、小学校生活の始まりという節目に、僕たち家族を支えてくれた存在でもあります。メッセージを考えながら、僕の学童時代のことを思い出していました。アルバムを作ってくれるなんて羨ましいなぁ・・なんて思いながら。


#学童 #メッセージ #思い出

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