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旅をプロデュース 高齢の父親と台湾へ③

年末に差し掛かった12月の下旬。ようやくできた台湾旅行のプラン。70を超えた2人の年齢を考慮して旅の日程は3泊4日と自分にとっては比較的のんびり目のプランにした。

飛行機はLCCの選択肢もあったものの、両親の体のことを考えればレガシーキャリアが必須。成田から運航便の多いチャイナエアーをチョイスして3人横並びに座れる席を事前予約した。

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いつもは、Expediaや現地サイトから手配する航空券もホテルもすべてHISを介して、キャンセル時や保険保証など旅全般のフォロー体制を重視した。特に76歳の父親は旅行保険に加入できない場合があったから、その辺りも考慮してのこと。

旅のしおりも簡易的に作成し、出発1ヶ月前に帰省してあれやこれやと説明を施すことにした。

空港までは車で1時間半程度。フライトは9時台なので、自宅を早朝5時に出発する日程。元来、早起きの2人はこのプランで問題がなさそうだった。台北には現地時間で14時過ぎに到着予定のはずだから、お腹の具合をみつつお昼を食べてのんびりホテルへ向かうつもりでいる。友人たちとの旅行では、都度ホテルを変えて宿泊を楽しむのだけど、今回は6月に友人たちと宿泊した★✕4のHOTEL COZZI民生館にすることにした。

いわゆる高級ホテルの類ではなくビジネスホテルの高級版みたいなホテルで、周辺環境も静かで館内も清潔なところをチョイスした。最大の決め手はお風呂だ。海外では中々お風呂につかる習慣がないためバスタブがなかったり、浅かったりする。自分たちの世代はそれでさほど問題がないのだが、両親にとっては飛行機での長旅になるから、少しでもホテルでは体を休められる空間があると良い。HOTEL COZZIはバスタブが深く、シャワーブースと別に設置されている。ゆったりと入れる大きめのお風呂はとても心地が良い。

さらに、無料朝食もついている。ラインナップは決して豪華ではないのだけれど、台湾定番朝食のおかゆや、焼きそば、魯肉飯、南国のデザートまである。ラウンジスペースでは常時ドリンクや簡易的なおやつも食べることが可能。1日中外へ出ずっぱりの旅ではなく、疲れたらホテルで一休みができるような場所を選んだ。

一息ついてから街へでればいいので、到着日の1日目は2人の要望にあった「台湾の美味しいもの、小籠包を食べる」のみに照準を併せた予定を組んだ。目指すは台湾で最も美味しいとされている小籠包のお店、鼎泰豊本店。

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