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不器用だからこそ、より考える安全性で安心して使ってもらえる作品を【ハーバリウムクロック】


私は、決して器用というわけではありません。
むしろ、不器用だと思っています。
でも不器用だからこそ、練習したり素材を変えてみたり、いろいろと工夫しながら製作をしています。
だからこそ今のハーバリウムクロックがあると思っています。

オイル漏れで販売品にならなかった

ハーバリウムクロックは、アクリル製のケースを使用して製作していきます。
お花を入れて、カバーをアクリル接着剤で接着してオイルを入れていきます。
この花器、接着が結構難しくて。。。
作りはじめた当時は、通常のハーバリウムオイルしか扱っていなかったので、不器用な私はうまく接着できなくて毎回オイル漏れしてしまって、うまく作ることができませんでした。
しかも一度接着してしまうと、カバーが取れません。
取れてもバキバキになってしまって再び接着することは不可能。。。
これには、どうしたらいいのかとても悩みました。

固まるハーバリウムで問題解決

そんなとき出会ったのが、【クリスタルアートリウム】
シリコン製の固まるハーバリウムオイルです。
固まるハーバリウムならば、オイル漏れの心配もありませんし、安心してお客様にお届けできます。
そして何より綺麗で、お花も長持ち!

固まらないハーバリウムオイルで作った場合は、最初は気泡が内容に思えるのですが、あとからお花から出てくる空気でどうしても大きな気泡といいますか空気の固まりが残ります。
時計を動かした時に、その空気の固まりが動くのでそれも面白いところではありますが、通常は縦に置かれることがほとんどだと思うので、置いた際に空気の固まりが上の方にゆらゆらと浮遊している状態になります。
固まるハーバリウムで作るとその空気の固まりができないので、どの角度から見てもお花を綺麗に楽しむことができます。

第2の課題【気泡】

ただし、固まるハーバリウム最大の難点は
【気泡が出たときに同じ場所にずっととどまったまま固まってしまう】
ということ。

時計ではないのですが、同じ作り方をするので当初の作り方で作ったこちらを例にさせていただきます。
こちら裏面の写真なのですが、写真でもはっきりわかる通り気泡がたくさん残ってしまっています。
固まるハーバリウムならではの悩みだな~
と改めて実感。

安心安全にお使いいただけて、いかに綺麗に作るか試行錯誤して、Mon Ange(モンアンジュ)流の作り方を編み出しました。

研究を重ねた現在の作品

先程の裏面はもちろんなのですが、表面もバラやドライフラワーの間に気泡が溜まりやすかったのですが、作品の出来栄えをグレードアップさせることができました。
固まるので100%気泡除去とはいきませんが、当初の作品よりもかなり気泡はなくなりました。
裏面も綺麗な仕上がりに!
ようやく満足できるものをお届けできるようになりました。

最近では、結婚式でのご両家への贈り物や出産祝い、結婚祝いや母の日など様々なおめでたい時のギフトとしてもお選びいただくことが増えています。
本当にありがたい限りです。

これからも日々向上を目指して、楽しく製作していきたいです。


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