カメラ

何者でもない自分が、何者かになろうとし始めている話

久々のnoteの更新になりました、もなきです。
(noteは久々ですがTwitterはコツコツ継続中)

最近何をしていたかということと、これから何をしようとしているかを書きたいと思う。
※ちなみに、TOPのカメラを持っている男性は(若干似てるが)もなきではない。

◆最近何をしていたか

2019年に入っての約3ヶ月は、かなりゆるりと働いていた。

・採用を手伝っている会社の仕事を(主にリモートで)やっていたり
・「後任さん」の取材やライティングをしたり
・人材紹介の免許申請手続きを進めたり(ようやく6月に許可下りそう)
・juice up社の後任に自分が開拓した法人顧客を引き継いだり
・色々な本を読みあさったり
・Twitterで日々感じたことを呟いてみたり
・今後、何をやろうかを改めて考えたり  等

幸い、自社の1期目が黒字化しそう、且つ、デットでの調達も準備中なので、「これから何をやろうか」「何故やりたいのか」「どんな風にやるのか」の思考に時間を割くことができていたわけです。ありがたや。

◆何をしようか、悶々とする数ヶ月

「何をやろうか」は、もちろん創業する前からずっと考えてはいる。

僕の場合は、会社登記前の人事フリーランス期間もあったので、「人材紹介」や「採用の代行・コンサル」でも、一定のお金は稼げることは分かっていた。

でも、これからもそれでいいのかな?というモヤモヤ。

2007年にリクルートエージェント(現リクルートキャリア)に入社し、2社目のエムスリーキャリアでも医師の人材紹介や人事(自社採用)をやっていたため、かれこれ12年近くも人材紹介や採用の領域にいるが、それをやっていることが何よりも楽しい、というわけでもない。

人材紹介や採用の仕事が好きというよりは、
企業や人のストーリーを引き出し、、言語化し、伝えていく仕事が好き。
(それについては以下のnoteでも記載)

企業や人のストーリーを引き出し、言語化し、伝えていく。
それをより面白い形でやるには、どんな風にやるのがいいのかなと。

そんなことを悶々とする数ヶ月。

◆テキストの滞在時間 vs 動画(音声)の滞在時間

(少し脱線しますが)
僕は「言語化が好き」と言いながらも、最近スマホのテキスト(文字)離れの傾向が強い。

好きな記事メディアはあるが(新R25とかNewsPicksとか)どんなにその記事に滞在しても、長くて1分(量にもよるけど)。

代わりに何に代替されていっているかというと
「動画」や「音声」である。

YouTubeでタメになる動画を流しながら仕事をしたり、移動時はVoicyで好きなパーソナリティの話を聞いている。
平均すると1つのコンテンツに対して、余裕で10分近く滞在している。

そして、「動画」や「音声」を通じて話し手に親近感を感じ、ファンになることも多い。テキスト系メディアだとちょっと気に入らなかった人も、視覚以外の五感(つまり視覚や聴覚)が加わると、印象が変化している。

実際、周りの同世代や少し下の世代(20代)にも聞いてみると、スマホ動画で情報を効率的に取得することがかなり多いようだ。また、Googleの検索連動で、関連するYouTube動画が上位表示されるパターンも増えてきている。

◆動画を活用して自社のファンを増やす企業は確実に増えていく

「動画」の話を続ける。

ここ最近は、実名社名出しTwitterや、社員ブログ(note、Wantedlyフィード)、PR Table、オウンドメディア(サイボウズ式とか)などで、自社のリアルな話をOPENに発信する企業は増えてきている。が、それを動画でうまく活用している企業はまだまだ少ない。

※IT企業のメイプルシステムズさんは動画(TwitterライブとYouTube)とTwitterの活用がとても上手で、先日CHROのおっしーさんを訪ねて話を伺い、とても参考になりました。

なんでまだまだ企業の活用が少ないかというと、
「うまく運用を続けられるイメージが沸かない」
「レピュテーションリスク(風評被害)」
「効果が見えづらい」

あたりがご意見としては多い。なるほど。ごもっとも。

でも、6年前位にWantedlyが流行り始めた頃は「自社運用型メディア」なんてジャンルのリテラシーはない人ばかりだったのに、今はちゃんと運用している企業も多い。風評被害のリスクは勿論ありつつも、経営者や人事の実名Twitterもかなり増えてきていて、もはや欠かせないものになってきている。直接的な効果(応募数とか)よりも、ファンを増やすことや認知の拡大へのニーズが高まっている。

動画についても同じで、最初は一定の抵抗感こそあれ、乗り出してくるところは増えていく。

OPENに自社の情報を発信することで、ミッションや価値観への親和性が高い仲間が集まり、エンゲージメントが高い集団になっていく。

採用に直結するか云々よりも
「あの企業なんか面白いよね」
「あの社長の創業エピソード好きだわ」
の集合知がファンを作り、集客にも繋がっていく。

その流れを作る上で、滞在時間を長く占められる動画の活用は、強い武器となる。

◆動画×HRはブルーオーシャン

動画全体の分野で言うと、AbemaTVに資本投下しているサイバーエージェント社や、明石ガクトさんのONE MEDIA社を初め、スマホ向けのクリエイティブ性の高い動画を作成している先駆者はいる。

一方で、HR界隈に目を向けると、まだまだブルーオーシャンである。

YouTubeチャンネル作って、1本だけ採用動画を上げたけど、それっきりで更新が止まっている企業もある(1本目の動画を凝り過ぎちゃって息切れ?)。テレビCMを貼っているだけのチャンネルもある。

社長インタビュー動画を集めたサイトなんてのもあったが、面白みのかけらもない。淡々と、おっさんが喋っているだけである。

転職エージェントYouTuber的な人も出てはいるが、ハッキリ言って聞いたこともない無名のエージェントが、極めて当たり前のキャリア関連の話をドヤ顔で語っているだけ(誰とは言いません)

つまり、継続的に有用な情報を発信できているプレイヤーがいない。

◆動画配信のサブスクリプション

実は、この3ヶ月はひたすら「動画」について勉強と研究をしていました。

今は、
企業が定期的な動画配信を通じて、自社のストーリーをOPENに伝え、ファンを増やし、採用に繋がるサービス
の立ち上げに向けて準備をしている。

・創業の経緯や想い
・自社が抱える課題感や将来性
・入社した社員の原体験
・仲間にしたい人材
・会社の最近のトピック
・自社を支える価値観
・名物社員への直撃
等。
法人にネタは尽きない。他にも動画で伝えられることはもっとある。

その企業らしさをきちんと言語化し、OPENに伝え、多くの人に動画を通じて発信し、ファンを作り、採用に繋げていく。

動画撮影の数回は同行して、何を発信するかのディレクションや、僕がインタビュアーとなっての対談も実施する(その時は、明るく笑顔で、ゴリゴリに深掘りますw)

撮影したものを持ち帰り、テロップもつけて10分以内の動画に加工し、配信する(YouTubeのプラットフォームを利用)

徐々にサイト化、アプリ化していき、ファンになった企業の配信通知や、インタラクティブなコミュニケーションも取れるようにする。
(スカウト機能は絶対つけない。DBが荒れるから)

そして、徐々にではあるが、企業側で撮影自体をスマホでおこなってもらい、こちら側は撮影した動画を加工し(テロップ等)配信する部分を代行する運用にしていく。

また、プランに応じて、リアルタイムのライブ配信も支援する体制を組んでいく。

動画配信数は月額プラン内で回数を定め、動画を通じてきた応募者が採用に繋がっても、成功報酬はいただかない。

話すとごちゃごちゃしてきたが、サービスフローをシンプルに書くと下記のイメージ。

◆リリース前にこのnoteを書く意味

・撮影のカメラを購入(SONYの一眼レフカメラα7Ⅲ)
・動画編集のソフトを購入(Premire Pro)
・動画技術を黙々と習得中(1つオンラインサロンにも入った)
・サービスの素案を元に色々な人にヒアリング中

僕の現段階の進捗なんて、こんなもんである。

普通は、サイトが完成したり、何本か動画のコンテンツが出来上がった段階で、今回のようなnoteを書くのだと思う。
今の僕は「東大目指します」って言っている「浪人生」みたいな状態。
何者でもない。

じゃあ何で今の何者でもないタイミングでこんな話をしているかというと、
何者でもない自分がサービスを立ち上げていき何者かになっていく過程そのものも一つのストーリーであるからだ。

あわよくば、心優しい人に

「もっとこんな機能を見こしてサービス設計した方がよいよ」
「視聴者の継続性を考えると●●は入れた方がいいよ」
「コンテンツが●本超えるまでは全部無料でやった方がいいよ」
「まずは滑舌をよくしろよ」

などの愛のある指摘やダメ出しをしてもらい、なんなら

「YouTube活用、興味あるからインタビュー動画撮りに来てよ」
「コラボ動画やりますか?」
「なんならVoicyでも配信しますか?」

と言ってくれるようなゴッドが現れたら、涙ぐむ。

社内外問わず、リリースする前から、巻き込める人が沢山増えたら最高である。

◆リリースへ向け、お楽しみに

長文読んでいただきありがとうございました。

いきなりサブスクモデルで課金していくのもおこがましすぎるので、
しばらくは、撮影も加工も配信も全部無料でやっていきます。

その話は、またTwitterやbosyuなどで随時アップしていこうと思います。

以上、
「何者でもない自分が、何者かになろうとし始めている話」
でした。

もなき

サポート金を元手にその方とランチに行きたいです(都内のみ)つまり、500円が1,000円のランチに化けます。