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自分の非日常は、だれかの日常

今の生活スタイルになって、ラッシュ時間帯に電車に乗ることが、ほとんどなくなりました。

会社員の時なんて、毎日のように乗っていたのに。

ですが、今でも毎月一度だけ、朝早く電車に乗る日があります。

今月は、ちょっと気まぐれに、いつもと乗り換え駅を変えてみたんです。

すると、乗客のほとんどが制服の中高生。

そうか、土曜の朝8時台って、学生さんタイムなんだー。

不思議なことに、これまでは同じ時間帯にもかかわらず、こんなにたくさんの学生さんを見たことはありませんでした。

毎日の通勤電車に乗っていたときも、すでに学生さんタイムは終わっていて。

今まで、一体どこに隠れてたの?と思うぐらい。

ふと、学生さんって決まった時間帯に、ギュッと固まっているんだな、と思ったんです。

そういえば、漫画「デスノート」でも、探偵Lが人が殺されている時間帯から、犯人キラは学生だと推理していましたね…

わたしは学生さんたちが集合する時間帯に、たまたま居合わせなかっただけで、それぞれ、ちゃんと活動してるんだなーと。

学生さんたちの集団を眺めながら、ぼんやり思ってました。よく考えたら当たり前なんだけど。

今回は制服があったから、こうして学生さんが固まっていることに気付きましたが、きっと通勤時間は会社員のひとたちが、固まっているんでしょうね。

その場にいる人のプロファイルが見えるメガネがあったら、覗いてみたいぐらい。

逆に、決まった生活を繰り返していたら、出会えない人たちがいるんだなーと思ったんです。

人って、自分の見える範囲を「普通」と考えてしまいがちなので。

実は、自分がふだん見ていないことも、誰かにとっては日常なんだなと。

わざわざ見に行かないまでも、自分に見えていないものも「ある」ということを想像できるといいな、と。

そんなことを考えたのでした。

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