今あるものを大事に、今ある環境で最善を~職を変える続編~
営業職を年内で退く決意をして1か月。
決意した時は本当に小さな一歩でしたが、たった1か月間で大きな変化になりました。
今日は職を変えると決めてからの進捗です。
子持ちアラフォー会社員が希望の職に就くために
こちらの記事で書いたように、わたしが所属している会社は小規模なので営業をやめたいからと言って他の部署に異動するということは難しい環境。
社内転職は不可能なので、営業職を退くということは会社を辞めることに直結する話でした。
だから、社内での仕事を探るのと同時に転職活動も開始しました。
自分の経験やできること、やってきたことを書き出して、
どんな仕事ならできるのか、どんな仕事がやりたいのか考える日々。
そして履歴書、職務経歴書にまとめました。
転職市場とワーママの現実
10年ぶりに見る転職サイト。
仕事内容だけを見ていると、社会人16年間で培ったスキルは大いに使えるし、収入もあげられるのでは!とワクワクしました。
仕事のカテゴリーが多いというのも、10年前から大きく変わったことだなと思います。
営業職だけでもカスタマーサクセス、インサイドセールスなど細分化されていて仕事が多様。
売り手市場なんだということを感じました。
それと同時に、働き方改革の影響で残業時間が少ない事、リモートワークできることを強調する求人も目につきました。
仕事を探すにはとてもいい環境なんだろうと思います。
だけど、子持ちアラフォーのわたしには全く魅力的ではない求人内容ばかりでした。
「定時は18時!残業も20時間以内だからプライベート充実♪」というキャッチコピーの時点でアウト。
18時退社では保育園のお迎えに間に合わない。
18時退社の時点で残業なんて1分たりともできない。
なんてワガママな!
と感じますか?
でもきっとこういう条件の人、多いと思います。
これが子持ちアラフォーの現実。
わたしも独身のころは飛びついたであろうキャッチコピーなのに、社会人歴16年以上経つとこうも条件は変わるのかと実感しました。
わたしの条件
・平日/9:00~17:00
・残業0時間
この2つを入力したとたんヒットする仕事は数件…。
求人サイトを見る限り、転職するには「給与の減額」は受け入れなくてはいけない。
(減額を受け入れたからと言って、採用されるのかも不安)
今の会社で仕事をつくる
今の会社で今の給与で営業職以外で仕事をつくるにはどうすればいいのか。
新しい仕事で営業やっている今くらいの売り上げが出るような事業を考える、もしくは売上UPに貢献する仕事をつくればいい。
これは減給を受け入れて転職するよりもハードルが高い。
0→1はそんなにすぐにできないから。
だけど、わたしが結果的に選択したのはコレです。
・営業戦略企画
・受注案件ディレクション
・新規事業立案
主にこれらをすることで会社の業績を上げるという仕事をすることになりました。
各営業担当者にわたしが就くことで、提案とセールスの量をこなして業績UPを狙っていきます。
新規事業立案は社長直下の業務になるので、わたしにとっては新しいことを学ぶチャンス。
働き方は今まで通り17時退社の残業なし。
給与も営業時代と同じ。
こんなにいい条件は他ではありえないので、残ることに決めました。
10年居続けた会社だけど新しい経験ができる可能性を感じて、ある意味転職する気持ちです。
とはいえ、新しい仕事で本当に売上UPに貢献できるのか未知の世界ですし、先々状況が変わることもあります。
なので職探しは引き続き続けていこうかなと思います。
会社に依存しないためにも!
味方を認識して大事にする
営業を辞めるという選択をしたけれど、わたしの希望の条件で会社に残ることができたのは社内に大きな味方がいたからです。
これまでの仕事、知識、経験、人間関係を評価して引きとめてくれた先輩と社長には大きな恩ができました。
そして、味方になってくれる人たちを大事にしていきたいとあらためて感じた経験になりました。
味方という存在はいつも優しいわけじゃありません。
時には厳しく突き放すこともあります。
だけれど、いつもわたしのことを考えて発言したり、動いてくれる人たちです。
味方は一朝一夕でつくれるものではありません。
本音でぶつかったり、助け合ったり、苦しいときを一緒に過ごしたり、楽しい思い出を共有したり…(まさにワンピースの麦わらの一味!)
一見わかりにくい人もいますが、今回のような岐路に立った時「あ、この人は味方だ!」と気付くことがあります。
生きていればいいときも、悪いときも様々ですが、味方の存在によって救われる場面をこれまで何度も経験してきました。
感謝しかない。
答えは何通りもある
転職した方が新しい経験ができるかもしれない…20代の頃のわたしが囁いてきます。
だけど、
職を変える=転職ではない。
それは一つの選択肢。
わたしの場合は会社で仕事をつくりました。
これもまた一つの選択肢。
今の時代は色んな働き方ができます。
例えば起業する、フリーランスになることだって選択肢。
思考が縛られると、どんどん追い詰められていきます。
自分の中では答えが出せないというときこそ周りに頼るとき。
味方を見つけて話を聞いてもらうと、案外簡単に答えにたどり着くかもしれません。