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povo1.0→2.0→au(MNP)


 色々ネットで調べたが今回のような事例の方法があまり見つからなかったので記録しておく。
 元々povo1.0を使っていたが機種変更をお得にしたいという人向けのニッチな経験談だ。

 結論から言うと、online shopに釣られて2.0に切り替えてからMNPで機種変更しようとしても相当無理がある。
 何故なら「povo1.0から2.0への変更はプラン変更ではなく、キャリア変更と同義であるから」だ。

経緯

 事の始まりは1年半前だ。
 元々auショップで働いていた私は、それなりにスマホ業界に知識があるのもありpovoの開始と同時にpovoに切り替えた。
 20GBで2000円くらいだったはず。非常に安く使わせてもらっていた。

 そして私のスマホはAQUOS R2。auショップで働いている時に買い替えた4年以上前の機種である。
 povoに切り替えた当時からスマホを買い替えたいと考えていたが、ニートである自分にはその資金が無い。そのため長らく見送っていた。

 しかしここ数カ月になってスマホの動きがいよいよ怪しくなってきたので、いい加減なんとか買い替えようと画策。
 ちまちま情報収集を始めると、以下のことが判明する。

・povo1.0のまま機種を買うには端末を単体で買わなければならない(スマホ得するプログラムは適用可)
・povo2.0の場合機種変更ではなくMNP扱いとなる

 これを見てアレっと思った。


「2.0に変えてから機変してauにMNPして2.0に戻せば安くなるじゃん」

 と。
 なので先月1.0から2.0に契約を変えて、即MNP手続きを取ってみた。審査が通らなかった。
 クレカ焦げ付かせてたりと色々信用情報黒いクズニートであるが故に心当たりが幾つかあった。
 だが何が原因かは正確には不明。(理由は教えてもらえない)
 取り合えず時間を置いて今日、店頭値引きでなんとか一括で買えないかとショップや量販店を巡っていた。
 分割を組まなければなんとかならないかと考えたわけだ。
 機種はpixel 6aで検討していたので、SBとauを何店舗か回った。

 因みにこの記事を最初から読んでいる人は当然そんなおいしい話がある訳ないと笑うだろう。
 1カ月前に2.0に変えた時点でauから出て新規契約しているわけで、今解約すると当然短期解約になる。その上でauと契約しようとしても弾かれるだろうし、またすぐ2.0に戻すなどもってのほかだろうからだ。
 だがここには中途半端にスマホ業界に詳しい人こそが陥り安い罠がある。
 とても初歩的な勘違いをしていた元ショップ店員の現ニートの言い訳を、一つのケーススタディーとして活用していただければ幸いである。
 なお、あくまで自分の解釈であり、今回のように勘違いしている可能性も十二分にあるので、情報については責任を負えないと先にお断りさせていただく。

au→povo1.0

 まず最初にauからpovo1.0に切り替えた時の話である。
 この時auと1.0の差というのは非常に少なかった。
 SMSが使えない以外はほぼ変わらなかったと思う。
 スマートパスやキャリア決済も使えたし、一番最初の時だけだが口座振替もそのまま継続出来た。simの交換すら要らなかった。

 重要説明事項を流し読みしながらスマホでポチポチしていれば手続き完了。手続き的にはプラン変更と似たようなものだったのだ。
 故に「povo=auの特別プラン」というイメージが残った。

povo1.0→povo2.0

 次に1.0から2.0への変更だが、思い返せば手続き的には確かに新規契約と同等だった。
 本人確認や支払い用クレカの登録が必要だったし、simも別の物が郵送されてきて差し替えた。キャリア決済も出来なくなったし、その他auのサービスも携帯料金に付随してというより個別に別途契約みたいな感触だった。
 当然違和感は感じたが当時は「なんで元の情報引っ張って来ないの?」とか呑気に不満に思っていた。
 「povo=auの特別プラン」というイメージから抜け出せなかったのである。
 2.0は1.0のアップグレード版だが大枠は変わらないという先入観だった。

povo2.0→au

 そして最後2.0からauへだが、online shopにも記載がある通り、MNP扱いとなる。
 今更MNPとは何かを知らない人がこの記事を読んでいるとは思わないが、要は電話番号をそのままに「他社に」契約を移すことを意味する。
 即ちpovo1.0はauの中だが、2.0はあくまで他社判定であるということである。
 因みに店舗でpovo2.0からMNPと掛け合うとちゃんとMNPの値引きは入っていたので、特に現在の契約がSBやドコモの時と対応は大差無いようだった(6カ月経っていれば)。

 まぁこういうややこしい所も含めて安いのがpovoなのでなるべく念入りに流し読み(矛盾しているが)したつもりなのだが、少なくとも、

「povo2.0に変えた場合完全にauとは切れますので、もしすぐ辞めたらauとの契約期間は参照されず短期契約扱いになります。」

 みたいなことは明記はされていなかった、はずである。
 ただまぁ見落としていたのか婉曲表現であるが故に見抜けなかったのかは不明だが、いずれにせよ今回の勘違いは私に責があるだろう。繰り返すが、直接店員に確認出来ないリスクを負うからこその安さなのは理解している。

まとめ

 結論として、未だにpovo1.0を継続していて尚且つ機種変更を考え中の方がこれを読んでくれているのであれば、安く買いたいのなら素直に他社MNPするか諦めて単体端末購入をオススメする。
 少なくともpovoは「機種変更とともに2.0へのプラン見直し」という従来の心持ちでいると余計に面倒になる類のものである。当然と言えば当然だが、それが機種変更とプラン料金の切り離しという意味なのだろう。

 これを読んだ皆さんがうまい具合にpovoを使いこなされることを願うばかりである。
 「昔ショップで働いてたから」とか高を括っているとこんなつまらない勘違いに躓くことになる。
 結論、重説はしっかり読もう(当たり前

蛇足の日記

 ここから先はスマホの情報とは関係ない話なので、ご興味ない方はブラウザバックして貰って構わない。
 今回はたまたまスマホの情報っぽく書いたが、基本的にはこのnoteはヒキニートが日々考えている日記みたいなものなので、それに戻ると言うだけの話だ。
 一人称だって普段は俺だしね。

 どうでもいいのだが、結果から言って俺は「元ショップ店員だしうまいことやって安く買えるやろ」と挑んで「そんなうまい話あるわけねーだろバーカ」と拒否られたわけだ。
 そういう意味で普通なら悔しいとかムカつくとかそういう感情が出てきそうなもんだが、不思議な事にいっそ清々しいような気持の方が大きい。他にあるのは相談に時間を使って貰った各店舗の店員さんや友人(本職)に対しての申し訳なさか。
 だからこそこんな記事を嬉々として書いているのだが、いつも通りこうした自分の心の動きを興味深く分析しだすのが俺だ。

 この感情を深掘ってみると、安堵に近い感情があった。
 最近俺は増長している。

「世の中の奴らは本質が見えて無い。
 理想を語りながら現実的に生きろと言うし、その実その場凌ぎの中途半端なことばっかりしている。」

 みたいなことを思っている。
 誰より現実を生きれていないニートの癖にそれをマジで思っていて、真面目に働いている人をともすれば見下そうとする。
 それを危険と理解しつつもなんとか地の底に消えそうな自尊心を保つ為に止められずにいるのだが、最近この増長が続き過ぎている感覚があったのだ。
 そういう意味で、今回の事は「所詮はお前はその程度」と「分からせ」られたのは自分の中の自尊心と増長のバランスを取るのに丁度良かったのだろう。
 それがこの妙な清々しさの正体なのかなと思った。

 だからまぁ、スマホが格安で、2万円以下でpixel 6aを買おうとして失敗した事自体は別にいいのだ。
 ただ実際問題スマホをどうするかは依然として問題である。
 予算の2万円以下で買えるローエンドを買うか、中古のミドルレンジを買うか、マイナポイントと組み合わせてpixel 6aを買える物なのか……
 それはまだ悩み中である。

 まこと、銭が無いというのは世知辛いものである。
 おっと、我が儘言わずに働けというのは無しで願いたい。出来るものならやっているのでね。

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