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スタッフマガジン もなちん No.6 私の半分は謎で出来ている ④破【森博嗣編】

はい、こんにちは。

随分空いてしまいましたが、続きの続きの続き位ですかね?


さてさて!やっとの出番、有名過ぎるこのお方。

この方の作品が寄せられた募集がそのまま賞となった、という経緯の持ち主、であります。(正確には、その募集の始まりは京極さんらしいです)

ミステリー小説好きで知らないとか言うと"モグリだろ"と言われるくらいな有名どころ

森博嗣

代表作 S&Mシリーズ他

刊行順でいうと、第一作は

すべてがFになる


になります。先程説明した賞、メフィスト賞に応募された作品は刊行順では2作目だったりします。

このシリーズは数年前にドラマ化されましたね。キャストは綾野剛と武井咲、香椎由宇。

先に原作読んでいた側からすると、"別物"として楽しませていただきました。やはり、想像を越えるキャスティングは難しいと思います。見た目のイメージは踏襲出来ても、中身は難しい。特に、真賀田四季を出来る人は、現行ではいないと思っております。(個人的見解)

ドラマとして面白いとは思うので、とっかかりとしてはいいかも知れないですね。そのタイミングで、新しいカバーの文庫本が出ましたし。

人気作なので、その前から読んでいる方が、他の作品よりは多いと思いますが。


こちらも、頭脳明晰な探偵が登場するタイプのミステリーで、

Sこと犀川創平と、Mこと西之園萌絵コンビが難事件を解決します。


どちらも頭脳明晰というのも珍しいのですが、

何より珍しいのは、この作者が理数系出身ということ。


これが、こんなにも物語をシャープに、キレよく作用するとは思ってもみませんでした。文系の方が作文に向いてるかと言えば、そうではないと思い知ったと言いますか。

読んでいてこんなにもスッキリするミステリー小説は、私の既読の中には他にないかな?

[無駄の無い文章]

無駄もないけど、ズルもしてない。ちゃんと、必要なことは書いてあります。目眩ましに色々放り込まれてる訳ではありません。文系と括ると語弊があるかもしれませんが、同じことをダラダラ書いているようなところもありません。

私の個人的見解としては、このシリーズの犀川教授は、前回紹介したシリーズの主人公に、少し似たタイプだと思います。

頭が良い、キレるタイプ特有の"危うさ"と言うのでしょうか。いつでもふらっといなくなりそうな、存在の希薄さがあります。生きることに執着が無い感じですかね。

一方の西之園萌絵は、有り得ない位のお金持ちという設定ですが、頭の回転は早いけど猪突猛進タイプなチャーミングさもあり、犀川教授とは反対側にいます。

頭脳と美貌を持ち合わせているとか、羨ましい限り(ーωー)

それでも嫌みな感じはしませんし、年月と共に変化していく彼らの心境は面白いです。

内容にあまり触れるわけにはいかないので、この辺にしておきますが、もうひとつだけ。

このシリーズの面白いところは、サブタイトルにもあります。


以下、タイトル一覧です。

・すべてがFになる 

  The Perfect Insider

・冷たい密室と博士たち

  Doctors in Isolated Room

・笑わない数学者 

  Mathematical Goodbye
・詩的私的ジャック

  Jack the Poetical Private

・封印再度

  Who Inside

・幻惑の死と使途

  Illusion Acts Like Magic

・夏のレプリカ 

  Replaceable Summer

・今はもうない 

  Switch Back

・数奇にして模型 

  Numerical Models

・有限と微小のパン 

  The Perfect Outsider

サブタイトルが英文でオシャレ感ありますが(笑)、もちろん、そこではないんです。

封印再度を見てもらえるとわかりますが、サブタイトルもWho Inside.

どちらも同じ読み、しかも内容に則しているんですね。

別シリーズにも同じようなのがあるんですが、どちらも、本屋で手に取った瞬間にニヤつきましたし、

ウワ━(゚∀゚)━!

と、叫びたかったです。

この辺は、同じ趣味の友達と延々話していたのを覚えています。お互いの読んだところまで、とルールを作り、ワーワーキャーキャー言ってたの思い出しました。

これまた、懐かしい(  ̄▽ ̄)


さて、森博嗣作品はたくさんありまして、

・S&Mシリーズ(犀川&萌絵)


・Vシリーズ(保呂草&紅子)


・Gシリーズ(加部谷、山吹、雨宮)


・四季シリーズ(真賀田四季)


・百年シリーズ(ミチル、ロイディ)


        ……etc.

になります。

他にもシリーズはありますが、私が追いきれている、ミステリー色が強いのは上記になるかと思います。

森博嗣さんは筆が早いので、作品がめちゃくちゃいっぱいあります。単発のミステリーも書いていますので、

興味のある方は是非、

すべてがFになる

から、入ってみてください。

たぶん、一気読みして複数冊買ってないことを後悔するかも!?


今回はここまで。

ではまた( ・∀・)ノ


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