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アメリカ駐妻になってもうすぐ1年。どこにいても自分を信じる力を持て。

【記事を書くに至った経緯】苦しい気持ちを書き留めておきたい

ページを開設してから3年が経ったけれどなかなか更新できずにいたnote。自分の心情が複雑すぎて、的確に表現したいという想いに対してうまく表現できないことがもどかしくて「だったら書かないほうがいい」という気持ちになっていました。
改めてここに戻ってきたのは、また表現したい気持ちがたくさん沸きあがってきたから。吐き出せる場があることが、心の支えになるから。

【近況報告】アメリカで生活を始めて1年が経とうとしています

ページを開設してから、もしくは前回の記事を書いてからたくさんの変化があったけれど、一番の転機は夫の転勤に伴うアメリカ移住。3年前の自分に伝えたらさぞかしびっくりすることでしょう…かわいい娘たちと大切な夫とともに、アメリカで充実した生活をしているよ、と。
アメリカの日常がどんなものか、また別の記事でご紹介できたらと思います。

駐在帯同(駐妻)がどんなものか、やってみて初めて分かった。

先ほど書いた「充実」とは「自分の感情が揺さぶられるような、味わい深い経験の連続」という意味になるでしょうか。揺さぶられる方向はプラスもマイナスもあり、その振れ幅が非常に大きくて、自分をコントロールするのが難しくもあります。こちらに来てから、苦労とその先に見える感動を何度も味わってきました。
例えば車の運転。日本で当たり前のように運転している人からしたら「何を大げさに」と思うかもしれませんが…日本でほぼ運転せずにペーパードライバーだった私が、アメリカで運転練習をするのがどれだけ怖いことだったか(実際にヒヤリとするシーンを何度か経験)。悪い噂しかないあのDMVで、スタッフに悪態をつかれ怒りに涙しながら仮免許を受け取ったあの日のことも忘れない。車に乗れるようにならないと買い物にも行けない、子供の習い事も始められないというプレッシャーや息苦しさがどんなにつらかったか。そうそう、運転免許証=アメリカの公的な身分証明証が早く欲しい、というのも焦っていた理由だった。
そんな感情をバネに、移住から4か月ほどが経った頃、運転試験に無事合格。「Congratulation!」とでかでかと書かれた試験用紙。これまでの苦労が嘘のようなあっさりとしたゴールでした。
あんなに運転が他人事だった私が、今では気分転換に音楽をかけながらドライブしたいと思っているし、子供を後部座席に乗せてハイウェイを走って遠出もできるようになっている。経験して初めて知ることができた世界です。

【同じ駐妻の仲間へ】自分の感情を無視しない

そんな感動体験がたくさんある一方で、だいたいこうやって記事を書き留めたくなる時はマイナスの感情の波にやられているときなんですね笑。(全体を俯瞰してみるとプラスの感情の方が圧倒的に大きいのに)
毎日幸せなはずだし、自分の力でできることも増えた、友人もたくさんできた…はずなのに今辛い。なぜだ、なぜなんだ。
答えは何となくわかっていて。それはおそらくこういったもの。

  • こうであるだろうと期待する自分の姿と、実際の自分の姿にギャップが大きくて、シンプルに落ち込んでいる

  • 疲れすぎている(けれども元気になる方法が見つからなくて苦しい)

  • 誰かと心から分かり合える、励まし合えることのできない寂しさ

  • 頭の中では割り切れてることに対して、感情を制御できないもどかしさ(落ち込んでいてもせめて元気なふりをしたいのに、できない)

そんな私がどうやってマイナスの感情をやり過ごしているか。
①こういった感情に飲まれてしまうことも当たり前、と受け入れる決意をすること。私なにも悪くない、これでいい、と開き直る感じ。
②書き出すことで落ち着けるのであれば、出し切ってしまうこと(写真で表現することが得意であればinstagram、動画であればYoutube…のように表現手段はいろいろありますね)。最初は日記帳に書いていたけれど、どこかで誰かが読んでくれるかもしれないこのNoteの方が、吐き出している感があってスッキリしています。
③そもそも肉体的に大変な海外生活。生理的な欲求が満たされていない可能性があるので、睡眠(質・量)や食事の改善(ダイエットということよりも自分の心と体を満たしてあげられるものを摂る)、考える余裕もなければサプリメントに頼る(プラセボ効果も大事)ことができるかなと思います。

元気がないときは充電して、元気がある時に全力を注ぐ

「休んでいいよ、さぼっていいんだよ」っていう言葉は最初はありがたいんだけど、そればっかりだと自分を諦めるような無力感で辛かった。孤独な海外生活では、自分が誰かにとって必要な存在であるとか、何か役に立てる力がある、と感じたいんですよね。
まずは元気であることが大事で、元気を取り戻すためにできることを試行錯誤してみる。(どうにもならなかったら時間が解決してくれるのを待つ、くらいの気持ちで。)ちょっと力が湧いてきたら自分にできることを始めてみる。夢中になれるものができたら全力でがんばる。また落ち込んだり疲れちゃったら自分を労わってみる。
この繰り返しでまた新しい世界に出会えるはずだと…信じる。どの段階にいても、自分の感情を無視しないで受け止めてあげようね、と思っています。

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