28.映画操演（装飾）部：鈴木さん

今回のゲストは映画の操演部である鈴木さん。
皆さん、映画の操演部ってどんな部署？と思う方も多いのではないでしょうか。

なんせ私も映画業界に入って初めて聞いた部署ですからね。

操演部とは、読んで字の如く演出を操る部署、つまり爆発や銃撃戦などを華麗に演出してくれる部署です。

なので、爆破シーンであったり、弾着シーンがある場合は操演部さんが大活躍なわけですね。

このPodcastの中で鈴木さんも言ってますが、操演の仕事はもともと美術部が担っていた役割の一つでもありました。ただ、規模や働き方を細分化する時代の流れを受けて分かれてきた部署の一つなのかもしれません。

お金がどうしてもない作品だと、操演部を雇えないので代わりに美術部や演出部など別の部署がすることもあるくらいですからね。

私と鈴木さんが出会った作品は割と大きな作品だったので、ベタ付きで操演部さんが作品についておりました。普通は操演部さんといえば、必要なシーンにだけ現れるレアな存在のイメージがあったので、お金があるんだなと操演部さんの存在で感じたりもしますね。

ちなみに、鈴木さんがいたチームの操演部さんは全員がもともと美術部か装飾部だったので手が足りないときは手伝ってもらったりもしてました。

いつだって映画制作の現場は助け合いです。

加えて、鈴木さんは装飾部さんとして働いていたこともあったのでそのお話も聞いています。
正直、美術部と装飾部は似て非なる部署。近くて遠い、外から見ると分からないであろう繊細な関係性の部署同士です。

美術部として、鈴木さんから装飾部さんのお話を聞くのは少しドキドキしましたね。お互いに思うところはあるでしょうけど、遠慮しあって、理解し得ない部分があったりするのかなぁ…と。

もし、よければそういった少しピリッとしたお話もしているので聞いてみてください。

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