発達障害を診断されて
「発達障害だと話してくれたおかげで、相談ができました。僕も少し生きやすくなりました。」
そんな言葉をお客様に頂きました。
僕は、発達障害持ちでコンサータという薬を3年前から服用しています。
薬がないと日常生活が送れない訳ではないのですが、スケジュール管理やマルチタスクが異常に苦手だったり、忘れ物が多かったり、昼間にものすごい眠気が襲ってきたり、思い込みが激しかったりと、所謂当たり前のことが当たり前にできません。
これらはどうやら脳の分泌物質の異常に起因するものらしいです。
きっかけ
29歳の時に初めて、自分が発達障害だと判明しました。
きっかけは当時のマネージャーが
「テレビでお前みたいな人が発達障害と言われているのを見た。一回病院にみてもらったら?」
と言ってくれたこと。
ネットで発達障害を調べてみると、自分に当てはまることばかり。
仕事柄発達障害に理解がある妻に相談をすると
「言われてみたら、かなりしっくりくるね」。
昔から、細かい事務作業が出来なかったり、忘れ物や落とし物が多くておっちょこちょいだったりしたのですが、社会人になってからもそれは治らず、周りに迷惑をかけることもありました。
また目や耳から入ってくる情報量が多いと頭がごちゃごちゃしたり、音楽が流れていたり人の声が聞こえると集中力が激減したり、何となくの生きづらさは感じていました。
そんなこともあって、心療内科を受診したのが3年前。
事前に予約して心療内科に行き、200問ぐらいある質問事項に答え、その後医師と面談。過去の通知表のことなど子供の頃の様子も聞かれました。
その質問の答えと面談から、2週間後に結果が出て発達障害と判明したのでした。診断されて知ったのですが、診断されると保険にはかなり入りづらくなります。
診断後に処方してもらえるコンサータやストラテラは劇薬に指定されています。
診断を受けて
診断が出たときの正直な感想は、
「ホッとした」
でした。
これまで感じていた違和感や、わかってもらえなさ辛さがありました。特に、真剣にやっていても「適当にやってるからミスがでる」と言われるのは辛い。
それが脳の伝達物質のせいだとわかってしまうと、ある意味開き直ることも出来ました。それなら仕方ないじゃん!と。
薬を初めて服用した時は、
これが普通の人の感覚?!
もしかしてこれまでめっちゃハードモードで人生してた?
もっと早く診断を受けたかったと思いました。
頭の中がパッと鮮明になって、視界が澄んでいる感じ。これまで靄の中にいたのに、それに気付かずに生活してたのか、と衝撃を受けました。
個人差があるらしいですが、僕には効果覿面でした。
薬の効果については、また後日それだけで1記事書きます。
理解し合えること
発達障害であることは隠すようなことでもないので、結構話すようにしています。
同じように生きづらさを感じている人の、何かしらのきっかけになれれば幸いです。何も知らずに生きづらさを継続するよりも、薬で症状が軽くなるなら断然そっちの方がいい。
僕は診断後に、家族や仕事で事前に支援や協力を求めることができるようになりました。自分だけで抱え込まない。苦手だから、なおさら人の手を借りる。ちょうど今の会社の文化と合っている感じもしています。
発達障害と一言で言っても症状は様々です。
自分の知っている症状と違うから、もしくは日常生活を送れているからという理由で「あなたの発達障害は甘えだ」という社会よりも、「そういう形での生きづらさもあるのね」と認め合える社会になってくれたらいいな、と思っています。
もしかして自分も発達障害かもしれないって人はご相談ください。何かしら力になれると思います。
周りに発達障害っぽい人がいる方は、その人がカミングアウトしていようがいまいが、少しだけ歩み寄ってもえると嬉しいです。
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