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天文宇宙検定にチャレンジした話⑥

受験したところまで書いて、その後の結果を書き残していなかったことに今気がついた。気がついたときがやりどき、ということで、その後の展開もちゃんと記しておこうと思います。

2021年7月に受験した天文宇宙検定4級は、自己採点はぎりぎり60点だったが、実際は55点で不合格であった。ショックを受ける長男。にんまりする私。

失敗するという経験はとても大事だ。そしてもっと大事なのは、その失敗から学び、次は成功させるということ。この時点で終わりにしてしまったら、天文宇宙検定4級受けたけど落ちました、の人。でも、ここで諦めずに頑張って次受かったら、天文宇宙検定4級をうけて、一度は落ちたけど再受験して受かりました、の人。長男には是非、後者を目指して欲しい。

長男と二人で、何がダメだったのかを考えてみた。自己採点では60点、でも実際には55点、その差はどうして生まれたのか。

マークシートがちゃんと塗れてなかったのかな?

その可能性もある

あるいは答えを書く場所を間違えたとか?

その可能性も十分にある。55点取得できているということは、あと5点、つまり、2点問題1つと3点問題1つ正解していれば合格していたということ。あと2問!あと2問だったんだね!惜しい!!!

あー、悔しい!あと2問かー、悔しいよ!

その悔しさをバネに頑張るのだ。次はどうしたら良いだろう?

・時間はたくさんあったから、問題を見直す。
・解答用紙の番号と問題番号があっているかちゃんと確認する。
・マークシートだから綺麗にちゃんと塗る
・60点以上取れるようにもう少し勉強する。

長男が彼なりに考えた対策だ。悪くない。早速、11/21の試験に向けて勉強を始めた。前回受験時に使った参考書を読み、問題集を解き、その内容を頑張って頭の中に詰め込んだ。解答用紙をプリントアウトして、マークシートの書き方の練習もした。わからない問題やわからない内容は、Google先生にききながら一緒に答えた。とはいえ、途中夏休みがあったり、新学期がはじまったり、運動会があったりと、勉強が捗らないこともあった。とにかく、前回取得できた55点分の知識を忘れてしまうことだけは留めないと。それにあとプラス2問で合格できるわけだし。満点をとる必要はない、60点さえ超えていれば、天文宇宙検定4級は取得できる。中だるみする長男をなんとかかんとか激励し、11/21を迎えた。

試験終了後は笑顔だった。

ちゃんと番号確認した。見直しもした。だから大丈夫!

ところが、解答速報をみて答え合わせをしようと思ったら、見開き2ページ分回答を記していないことが判明。そのページの回答が1つでも正解であればギリギリ60点は超えていそう、という今回も綱渡りな結果となった。。。自己採点で合格が体感できないのは辛かった。ここからまた約1ヶ月、受かったかな、落ちたかな、と気持ちが揺れることになる。でも考えたところで結果は変わらないわけなので、長男も私も、2回も受験したことがすごい!ということにして、お疲れ様会を実施した。

12月下旬、天文宇宙検定の結果が届いた。長男が帰宅するまで開けずにまったが、もう私のほうが気が気じゃなかった。天文宇宙検定の通知は、厚紙がはいっている。なので、触っただけではそれが合格証書なのか、不合格通知の紙なのかはわからない仕様になっている。

長男が帰宅し、とりあえず開封して!と急かした。すると中から、合格証書がでてきた。

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私、泣きました。子供たちがドン引きするくらい、おいおいと。
長男よ、よく頑張った。何かに向かって努力して、その証をこうして手にすることができて本当によかった。今回の受験で、不合格も合格も両方味わえて、それが本当によかった。

自閉症と診断され、特別支援学級にお世話になっている長男だけど、好きなことに向かってちゃんと知識を積み上げて、受験し、合格することができた。今や立派な資格所有者だ。集団生活を送る上ではいろんな困難もあるけれど、好きなことを追求したり、知識の積み上げることに制約はない。社会性を身につけながらも、今後も自分の好きなことに没頭し、知識を積み上げていってほしいと思う。

おめでとう、長男。母は本当に嬉しいよ。

おしまい。

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