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天文宇宙検定にチャレンジした話⑤

天文宇宙検定の経験は、思いの外たくさんの変化を長男にもたらした。何事も、経験するって大事だなって、改めて思った。検定試験用のテキストで勉強をする、検定試験に受かるための対策を取る、検定試験会場へ行く、検定試験を受ける、その一連の流れのなかで、彼が体感したものは何物にも替え難い。

検定試験受験から約1週間が経ち、公式サイトに解答と解説が掲載された。早速、答え合わせをしてみた。私が解答を読み上げ、長男が○✖️をつけた。最初は順調に、

合ってる!合ってる!また合ってる!

って進んで行ったのだが、途中から、

あれ?これ違うのか。あああ、ここも違ったのか

と落胆の声が増えてきた。長男は思いの外不正解が多かったらしく、

ダメだ、4級落ちたわ

と嘆いた。

点数の計算をしてみると、ジャスト60点。4級は60点以上で合格となる。もし、マークシートをちゃんと塗りつぶせていたならば、合格している、かも知れない。ちょっとだけ期待しながら、9月の合否発表を待とうと思う。

答え合わせをしている過程でも、いろんな発見があった。

この問題は、JAXAに通い詰めて、ISSのきぼうモジュールやコウノトリのモックを何度も見ていたからすぐにわかったという

この問題は、試験前日に見た月に関するプラネタリウムのプログラムで詳しく解説されていたからわかったという。

もちろんこれらはテキストにも書いてあるのだが、テキストの内容を100%暗記することはできない。テキストに向き合っていただけでなく、自分で見て聞いて仕入れた情報があったからこそ、ちゃんと知識が定着し、試験問題が解くことができた、ということを長男は体感できた。

これは、検定試験に限られた話ではない。学校のテストにも受験にも通じるところがある。教科書読んだだけで知識が定着しなければ、他のものに頼ればいい。博物館なのか、プラネタリウムなのか、はたまた漫画なのか、映画なのか、なんでも良いと思う。色々試しながら自分に一番合う勉強法を身につけてもらえれば嬉しい。

天文宇宙検定にチャレンジした話⑥は、
9月の合否発表後に書きたいと思います。

とりあえず今回は、おしまい。

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