20210527 ミモザチラシができるまで【2】
さて。前回好評だったかそうでもないのかよくわかりませんが、せっかくなのでこの黄色いチラシになるまでの経緯を書きたいので書きます。
2020年6月に予定していて仮チラシまで作った「蛇の女の傘」ですが、例の新型感染症により延期になりました。仮チラシを挟むはずだった公演も延期になりました。泣きました。
(仮チラシは後の公演でありがたく再利用しました。エコ。)
ってことでこの仮チラシから本チラシへの展開編です。
1. 公演企画が再始動
2021年に入り「延期した"蛇の女の傘"再始動しよう!」とzoom会議を活用したりしながら、少しずつ準備を始めました。
その中で、もちろんチラシ(宣伝ビジュアル)についても考えます。
ミモザメンバーが仮チラシを気に入ってくれていたし、ごく僅かだけれど仮チラを見たことがある人たちには「アレが再始動したんだな」と伝わればいいなと、基本的なデザインは仮チラシのままフルカラーにすることに。
ありがたや!!
2.仕様を決める
なにごともある程度のゴールが決まらんと作れません。
印刷は安い通販印刷として。手作業断裁のDIYで叶えたこの「A4タテ半分」が作れるのか。
たしか一箇所断裁するオプションは無料やった気がする…!!と印刷会社のサイトを調べまくるけれど。ない。オプションなくなってるやん…と一人静かに絶望する。
…うん、わかるよ。わかる。ただでさえ引くほど安いのに、断裁で総枚数半分にケチられたら商売上がったりですよね。うん…。
だけど、A4に収まるサイズならA4と同じ料金で印刷できたので「これや!」と思いA4変形サイズで決定。
まあ、半分サイズにしてしまうのも勿体無いし、情報量が仮チラより格段に増えるからタテ半分よりは広く、でもタテ長感は譲れないから…とA4の3分の2強の幅に決める。
これでデザインのカンバスサイズが決まりました。
3.レイアウト(オモテ面)
決めたサイズに元のデザインを粛々と広げていきます。
1年の間にユニットのロゴができたり、団体のカラーとして黄色を使うようになっていたので、それらも反映してブラッシュアップしていく。
フルカラー印刷なので何をどんな色にしようかなと少し悩みつつ、レトロ感は無くしたくないから黄色以外は少し暗めの色味でサクサクっと進めます。
キャストも増えて嬉しいな♪
4.ウラ面をつくる
仮チラシは片面のみだったから、ウラ面をイチから作らねばならない。オモテ面の飾り枠をウラにも踏襲して統一感出そうかな。でも紙面狭いし情報入らへんな…。うーん、枠はナシ。どうしよう。
2020年の時点で少し稽古は進めていて、改稿されるとはいえ物語の大筋は知っていたので「アヤカシの女郎屋」が舞台というのが伝わりそうなイメージにしよう。うん、遊郭の窓のイメージを使おう。あと妖しい感じの提灯。
はい、素敵!好き!!
あとは必要な情報をザクザクと打ち込んで、パズルのように、どうにか少しでも美しく見えるように、ちまちまちまちま、0.1mmのレベルでひたっすら整理していくだけです。集中・没頭しすぎて楽しい反面すごく疲れる。
レイアウトはまず文字の大小、色、情報の優先順位の整理がキモ。
どの言葉を立たせるか、伝えるべき言葉はなんなのか。
セリフ言うんと一緒やと思うほんと
(それがわかっててなんで芝居上手くなれへんのか…)
そうして、できたものをみんなに見てもらって、情報が間違ってないかなどを確認して、印刷会社に怒られないデータに整えて、印刷出稿して、チラシが出来上がります(ざっくり)。
時節柄、挟み込み先がなくてまだいっぱいチラシあるので、挟み込みしてやるよ!という関西の小劇場系の団体さんがいらっしゃったらぜひお助けください。仮チラシの無念も含めて、せっかくなので人の手に届けたい…(涙)
あとはいっぱいWEBで見てください!!!
↓↓【完成!】↓↓
公演まで1ヶ月切りました!!わぁわぁ!!
公演詳細
【演劇ユニット ミモザ】第二杯目公演 「蛇の女の傘」
🐍☔️昨年延期作品をパワーアップしてお届け。この世の片隅にある遊郭「舞媚屋」を舞台に、アヤカシの遊女たちと、2人の刑事が追う連続猟奇殺人犯「人喰い河童」をめぐる物語。
2021年 6/25(金)〜27(日)
於 難波サザンシアター
通常チケット ¥2,500
応援チケット ¥3,000(オマケ付)
※応援チケットのオマケは、缶バッジとYouTubeでの限定お礼動画を予定しています!どうぞ御贔屓に
サイト
https://mimosa.stage.corich.jp/stage
ご予約
https://quartet-online.net/ticket/mimosa02