夢を抱く。



ここ数か月は怒涛であった。
友人の活動に触れ、頼まれて絵をかき、そこから本物の依頼を受け、次に繋がろうとしている。これは大変ありがたいことだ。



私は望んだ。
自分にできることを知り、仕事で人を喜ばせれたらいいと。
仕事は唯一人と関わる場であり、新たな刺激を得て取り組む場であると。



今回仕事として制作をさせて頂き、分かったことがある。





案外できる。






もちろん、他の視点がほしくて身の回りの人に指摘を頼んだ。私一人で作ったものではない。もみくちゃになりながらもなんとかいいと思えるものにできた。


これはとても大きい。こだわるところはこだわり、こだわりきれないところは指摘をもらい改善し自分なりのよさそうな改良をした。結果、よくなった。



これは単なるイラストの仕事ではない。
紙面デザインも大いに含んでいる。



建築学科でA1サイズの紙面に配置しプレゼンをしていた経験から、作ったもの配置や文字で伝える情報操作、雰囲気づくりなどはざっくりと鍛えられてきた。
また紙面はイラストや漫画を通してどう見えたらどう感じるのか、長年親しみ参考にしてきた媒体でもある。



そういった経験をしてきてるからこそ、イラストを大いに使った紙面デザインというやり方ができたのかもしれない。そしてこれから極めていく方向なのだと思う。



今、私は少々こわごわしている。ここ数年、完全に扉を閉じ自分の中と向き合い続けてきたのだが、少し開いたらだいぶ新たな風が吹き、室内に全然違う空気が入ってきているからだ。
思っていた何倍も知らない風が吹いてきている。臆病であるからこそ少し困惑する。けれどこの恐れや不安は上手く扱わないとならない。これらは、希望や新たな知恵に触れる機会を逃してしまう原因になるからだ。



だからこそ、今の私には夢を抱くことが重要なのだと思う。










夢を抱く。




“夢とは妄想とは違い、理性と計画性をもって成し遂げるものである”



先日もらった言葉だ。



私はどんな夢を抱くだろう。




生活の延長で仕事ができればいいと思った。


週に2日、仕事して
週に5日、自由研究などに取り組む。



それがとりあえず理想だと思っていた。



けれど今回経験して、一カ月弱はしっかりとクライアントの事を考えクライアントのために行動することになる事がわかった。


いいパフォーマンスにするには、こつこつと毎日続けられる範囲で積み重ね、改善を重ねる。
そして見えない終わりを見つけ出してただのイラストではなくクライアントの武装、拠り所、パートナーとなる紙面に仕上げていく。使える紙面やイラストにしてこそ作ったものが生き生きとクライアントを支える。



だから正直、クライアントは私がお勧めできる人や活動であるかが重要なポイントだ。
いいと思えないと、そうお勧めできる紙面が作れないからだ。そうなると私にできることがなくなってしまう。



絵の上手い人なら他にも居る。
魅力的な紙面ならいろんな会社でもやってる。



私にできることは、形としてのハード面よりソフト面が大きい。



最終的な成果物は形在るものだけど、それを創り上げるまでの情報収集と整理と研磨が必要だ。オーダーメイドのスーツのように、ひとつひとつどういう大きさのどういう場所にどういう印象をもたれる物を仕立てどう使うか。そういったことを丁寧に紡いで整頓していく。



紙面で見る人におすすめをしている。
入り口と導入の空間づくりをしている。
人は経験したものはよく覚えている。
イラストが活動のその場所にあることで、経験をより深く記憶をつくる。




自分に合った良いものを着ていると、褒められることが多い。




身の丈にあった大きさのものを、似合う色や質感を、丁寧に選び繕われた衣服はその人の魅力を引き出し、服からその人らしさを知ることができる。背筋をいい具合に伸ばしてくれる身の丈に合ったものを着るとほめられ、人からの言葉を浴びると自信になっていく。



こういった経験を紙面でもできるのではないかと思った。



私がするなら。そういったことをしていきたい。










夢。





人間の尊いところのひとつは、形がなくなったりそもそもない存在を認め、拾い上げ、扱い、存在として確立できるところだと思う。



私もそういったことを丁寧にしていきたい。




刀剣乱舞という名刀を擬人化したゲームもそういったことをしている。



ゲームから刀や歴史、武将を知り、本物の刀を見て見たり、装飾や工芸品に触れてみる機会になったりする。また現存しない無くなってしまった刀を復元するため、資金集めがされ、丁寧につくられ、神社に奉納されている事例も何件も生まれた。



文化財を扱うゲームとしては元より異色だが、ゲームという媒体から文化財の保存や研究を深める市場づくりが行われているとも言える。


私が刀剣乱舞をプレイするようになったのは丁度一年前だが、漠然と実物の刀を観たり、SNSで刀工が発信している動画を見ていてすばらしい技術と作品だという事がよくわかった。


そして文献しか残っていない、形のない刀も拾い上げ大切に扱い、ゲームという媒体から形を得ていく様を観るのはとても考え深いものがある。



なにかすばらしくすごいことをしていて、漠然と私もささやかながらそういったことができたらいいなと思う。









私が伝えたい事:テーマ




これまでの26年…正確には本を読み始めてからなので13年、
分かったら戻れない。向き合うしかない。という経験を良くしてきた。







知らぬが仏、という言葉がある。



この言葉は、知れば腹も立つが知らない方が平常心を保てる、という意味だが、


知ったら分かってしまったらその前に戻りたくても戻れないという嘆きなのだと私は思う。



それだけ知るという行為は大きなものだ。





知らなければよかったと思ったことも何度もある。



知らなければ、不満を言いながらものうのうと気づかず過ごせていた。



知ってしまったら、向き合うしかない。



調べたり考えたり試して、向き合うしかない。



けれど、知るからこそ次に進める。




その尊さは体感や経験から知っている。

良さも、悪いところも。

まだ漠然としているが、そういったテーマで、なにか試せないかと考えている。








夢を抱く。






抱けているだろうか。




とても手探りだが、案外そんなものだろう。









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風水薬膳®️ライフスタイリスト講座をされています、
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