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百里航空祭2022 快晴のブルーインパルス&爆烈F-2

12月10日(日)は茨城県 航空自衛隊百里基地の航空祭でした。他の基地と同じく3年ぶりの開催かつ人数制限なく誰でも入場可能で、久しぶりに人がわんさかいる航空祭を味わえました。

特に朝。もう、みんな気合い入りすぎです。

早朝6時の行列

会場は8時30分です。百里基地は交通の便が悪く最寄りのJR石岡駅からタクシーで50分くらいかかります。航空祭の日だけは駅からシャトルバス(有料)が出るのですが、始発がなんと朝5時です。そんなに早く行く人いるの?と思う人は航空祭というものを知らないのです。

めっちゃ人います。Twitterなんかで情報見ていると朝5時台のバスに人が並んでたらしいです。

JR石岡駅から基地に向かうシャトルバス。5時台でもほぼ満員
朝6時の正門前がこの行列

私は自家用車で家族に送迎してもらったのですが、12月の早朝って極寒です。こんな寒い中でも、私も含めて航空機&空自ファンの熱はたぎっているのです。

ちなみに、自家用車で行く場合は事前に専用駐車場を予約するか自分で民営の駐車場を探すしかありません。
…が、当日朝、基地近くの民家で「1日3千円」という看板持って立っている地元の方がちらほら。早朝6時にはこういった野良駐車場も空きがあったので、今後参加するならこの方法が1番楽かもしれません。

曇りのち、ブルーインパルス

航空祭って私の知る限り、「さあいよいよ航空祭始まります!」的なテンション高いアナウンスとアゲアゲな曲がかかって始まるのですが…

百里では「はい今離陸しましたー」的な感じで、あまり前触れなくアナウンスがあって、ヌルっとスタートするんですね。始まった?あれ?みたいな感じであたふたしました。

オープニングにいきなり小松基地から来たF-15戦闘機イーグル1機がキレのある機動飛行。やっぱり戦闘機は音が違う。双発エンジンの爆音はガツンときます。

オープニングでいきなりの小松のF-15。1機のみでも迫力満点

続いて百里救難隊のUH-60Jヘリコプターと捜索機U-125Aが登場。そういえば、先日衝撃の発表がありました。
空自の捜索機U-125Aや陸自の戦闘ヘリなどの運用を廃止することが決定したんですね。U-125Aの救難展示はあと何回みられるのでしょう。

見せ場で魅せた救難ヘリコプターUH-60J

そして航空祭といえば…ブルーインパルスの登場です。前回行った入間基地航空祭にはブルーが来なかったらので、生でブルーインパルスの展示飛行をみるのは5年ぶり。この日朝から曇りの寒空でしたが、ブルーインパルスの飛行時間が迫ると晴れ間が見えて、テイクオフの時には文句なしの快晴でした。さすが!もってるー!

天気に恵まれてフル演目が楽しめました。

テイクオフ!
快っ晴!
あまりに華麗すぎて逆におもちゃのようです

圧巻のF-2機動飛行…そして地獄の帰り道

最後は、ここ百里基地のエース戦闘機豚、第3飛行隊のF-2による機動飛行と模擬空対地射爆です。ブルーインパルスのアクロバット飛行ももちろんカッコいいのですが、実働戦闘機部隊の機動飛行はまた迫力が違います。

百里基地基地は数年前までF-4ファントムⅡが主役みたいな感じでしたが、ファントムが引退してF-2がやってきてから最初の航空祭ですからね。気合い入ってそうです。

ヤダもう、カッコいい♡

まあちょっと、天気が悪くなってきちゃったのが残念。F-2の青がかすんでしまったものの、機動飛行はキレッキレ。低空飛行は迫力満点。

低っ!

強いて言うなら…前から思ってたんですがね、F-2だけじゃなく、航空祭でよく模擬空対地攻撃ってやるんだけれど、あれってイマイチわかりにくくない?って思ってるの私だけでしょうか。

攻撃というからにはせめて空砲とか(わかんないけどカラーボールみたいなやつとか)が使われそうなものだけど、そんなもの使わなければ音も鳴らないんですよね。「今撃ったよ」というのが全然わからないという。

いろいろな制限でなかなか難しいのでしょうけど、総火演までは求めないけどもうちょっとわかりやすかったらいいなあ。

とは言え大満足のプログラムでした。

そして、帰り道です。

想像はしてましたが、行き以上の大混雑が発生していました。基地から出るシャトルバスが何十台も渋滞してて一向に進まない。シャトルバスで帰った人、2時間近くバス乗り待ちした人もいたそうな。えらいこっちゃです。

今後参戦したい人で、子連れや絶対に明るいうちに帰りたい人はプログラムの途中で帰路に着くのが得策かもしれません。

帰りは遅くなったけど、やっぱり戦闘機とブルーインパルスが飛んだ航空祭は最&高でした。

小松からF-15アグレッサーも地上展示で来ていたよ