正義という罠
組織で働き始めて数年たつと、
後輩、という存在ができてくる。
いろんな人がいて、
ルールやモラル、暗黙の了解的なもの、守らない人もたくさんいる。
そんな中で、「なんで?」というモヤモヤを感じることが増えていき、
それは自分の中の正義で相手をコントロールしようとしていることに気づいた。
「こうしなければいけない」「これはやってはいけない」「これが正しい」といった、自分に課していることをほかの人が無視して自由にやっているのをみるとイライラする。
たとえば、朝挨拶しない人にイライラするってことは、
気持ち良いコミュニケーションのためにやりたくてやっている挨拶ではなく、
挨拶することを義務としてやっているっていうこと。
つまり私は、やりたいと思ってやっていることよりも、
義務感でやっていることの方がはるかに多いんだと…。
もちろん、会社という組織の中で働く以上、
最低限のルールやマナーというものはあると思う。
だけど、どうせやるなら義務感でやるよりも、
自分の意志でやるという選択をして
自分のためにやった方が楽しいのではないか、と。
会社に所属すると、プライベートでは関わらないような人たちとも関わる必要がある。
価値観や考え方の異なる人と接すると、
自分の目線や偏見に気づけるとっても良いきっかけになると思った。
自分の中にある正義感によって、自分も他人も責めることなく、
お?また偏見みっけ!ラッキー!と思って、
自分で心地の良い方を選択するきっかけに感謝して過ごしたいと思う。
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