「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展 @弥生美術館 その2
「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展 @弥生美術館 その1の続きです。
凝りまくりの、すご過ぎ銘仙たちです。
脚光を浴びるバレリーナ。
スピッツと猫ちゃん。
エリザベス女王戴冠式文様。
一昨年、96歳で死去されたエリザベス女王の戴冠式は1953年なので、このお着物は70年近く前のものです。
女王は当時25歳、戴冠式には当時19歳だった今の上皇陛下が参列され(初の海外訪問)、日本でも大変な話題だったのだろうと思います。
当時のお祝いムードやその熱狂加減が色褪せることなく、今も目の前に。
思いを紡ぐって、文字通りだなとか色々考えて長い事このお着物を見つめていました。
「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり 桐生正子着物コレクション」で"ジョアン・ミロの抽象画のよう""アメリカン・デコ的な作品でしょうか?"と紹介されていたお着物。
私は、パッと見た瞬間思いました。
ワンコ🐶だ!!!と。
ちょっとデフォルメされた、レトロなモノクロの犬にしか見えない…
お子様の夢いっぱいお着物。
めいっぱいリボン柄やリンゴの音符に小鳥柄と張れるレベルの可愛さ。
こちらもお子様着物、出航風景文様。
お次は、大人の銘仙。
銘仙は大正~戦後まで人気だったお着物なので、乙女たちもいずれは大人の女性に…
セブンティーン⇒JJ⇒Ojji⇒very⇒STORYと読む女性誌が大人化していくように、銘仙も当時の乙女たちの成長に合わせて大人女性の着たい銘仙に進化していったのかも。
(女性誌の例、アラフォーにしか分からんかも🙇)
それにしても、おしゃれ過ぎ。
銘仙はウールにとって代わられ、急速に勢いを失ったと聞きます。
今、リサイクルショップや骨董市でも、これほどまでのお着物はなかなか見つける事が出来ません。
絶対数は限られているわけだし、仕方ないです。
たまにある展示会でこうやって実物を拝めるだけでもありがたい…
(いつも本を眺めるだけだから)
年1くらいで銘仙展があると良いな、と思います。
心残りは、銘仙展に銘仙を着て行けなかった事です。
私、まだ自装初心者🔰なので、髪の毛セットするところからスタートするとひどい時は2時間超えたりするのです…
私より時間かかる人っているのかなと思うほど、時間がかかります💦
この日は確か、どうしても無理で諦めたのだった。
でも、別の銘仙展でリベンジしました。
その話はまた、後日👍✨
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