【読了】「ヒツジヒツジ」吉田羊
読了というか、観賞終了という感じ。
女優の吉田羊さん渾身のフォトエッセイ。
羊さん自らがコーディネートされたアンティーク着物のコーデがたっくさんで、眼福でした。
そして…気づいたことが。
羊さん、もしかしてかなり「食べることが好き」❓
というのも、めちゃめちゃ目を輝かせて、美味しそうに食べ物と一緒のカットが何枚もあるのです。
ザっと確認しただけでも、
P.19 苺
P.22 アイス
P.35 焼き芋
P.44 お餅
P.61 クリームソーダ(食べ飲み物ということで…)
P.73 かき氷
特に、苺を手にしている時の目の輝きは尋常ではありません。
(女優さんだから、そういう演技!と言ってしまえばそこまでなのですが)
とても大人っぽいクールな実力派女優さん、というイメージだったのですが、まるで少女のようで、いい意味で裏切られました。
メルヘンと幸福感いっぱいな印象なのに、とても手が込んでいるのでチープさが全くない…
もう、うっとりです。
そして、帯の紹介ページ。
こういうの見ると、私ももっと早くアンティーク着物にはまるんだった…
(世に出回っている)物量的にも年齢的にも20年遅かった…
せめてあと10年早く目覚めていれば…
という気持ちになってしまいます。
が、悔やんでも仕方がない。
羊さんのような素敵なコーディネートに少しでも近づけたら良いな。
それにしても、アンティーク着物がお好きだったのだなぁ。
「美しいキモノ」などでたびたび登場する羊さんは、かなりスッキリとした現代ものをお召しなので、アバンギャルドな感じが全く想像できなかったのですが、何でも似合うんだな…と思いました。
今は大河ドラマ「光る君へ」で道長の姉を演じられていて、もちろん十二単をお召しなので、着物好きならすっっっっごく嬉しいだろうな。
私もヒツジストの仲間入り?!
とっても魅力的な本でした。
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