見出し画像

苦手なものは上り階段です。

私は上り階段が苦手です。


このことを友人はじめ周囲の人に話すと、どちらかというと

「え〜!?下り階段のほうが苦手だよ!」

という人が多かったのですが、私は上りのほうが苦手です。


実を言うと上り階段でこけたりしたことは無くて、下り階段では滑って正座状態のまま前傾姿勢へと変化する、ダイナミックな土下座のような転倒をした事があります。
(でもこれも小学生の頃、給食室の目の前でこけたときの記憶しかありません。良い匂いでした。)


でもなぜか上り階段だけがいまいち上手く上れないんですよね。


足が上手く上がらず爪先が引っかかって「おっとっと」となったり、意図していないのに、一段抜かしをしてしまったり。


そういうわけなので駅でエスカレーターなんかが混みすぎて使えないときに階段を使うのですが、手すりの近くをキープしながらゆっくり上っています。

過去に一度、後ろから怖そうなおじさんに「チィィッ!おっせーな」と言われたときの事を未だに根に持っているのですが、たかが階段を上るのが遅いだけでこういう思いをする事があるので、何かしらのハンディキャップを背負った方は普段からどれだけ大変な思いをされているのでしょうか。

おじさんのほうに倒れかかってやればよかったかしら。(※ダメ、絶対。)


思わず黒い本音が出てしまいましたが、ネットでちょこっと調べてみると私のような状態は

「階段イップス」

という状態らしいです。

イップス【yips】 の解説
緊張や不安などによって、それまでスムーズにできていた動作が思い通りにできなくなる運動障害。スポーツや楽器の演奏など、腕・手首・指先を精密に使う場面で起こることが多い。

デジタル大辞泉(小学館)

イップスかぁ…
高校時代、テニプリ大好きな友人に読まされた「テニスの王子様」をなんだか思い出します。(イップスっていう単語はこれで知りました)


風邪なんかほとんどひかずに健康だし、大きな怪我もしたことがありませんが、日常においてこれだけがちょっぴり悩みの種です。


【おまけ】
個人的には、階段を上るときに脳内で「右、左、右、左…」とゆっくり数えると安定して上れるようになりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?