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私らしく落ち込んだら

noteを始める前も、始めてからも、いくつものコンテストに参加してきた。noteには個人開催の企画やコンテストもたくさんあり、たくさんの方々が同じテーマで言葉を綴っている。

その中で、私はいつも大きな壁にぶつかる。

参加を決めたら、基本的に自分の書きたいと思うものが書けるまで、他の方のものは読まないようにしている。とはいえ、最後の最後で、あの企画の参加作品なんだ! と気づくこともあるので、あくまでも「なるべく」読まないようにしているという程度。

自分の中で納得のいくものを書き上げ、公開する。そしてやっと、それから同じように参加された方々の作品を読むことが多いのだけれど、そうすると毎回のように打ちのめされるのだ。

ベストを尽くした。その瞬間が一瞬で消える。自分の書いたものに、書いた瞬間は満足している。あくまでも書いた瞬間だ。だけど、いろいろな方々の言葉に触れるたび、自分が大きな海の中で泳ぐ、小さな魚なんだなと思ってしまう。

日々言葉に向い、言葉に触れ、言葉を紡ぐ。
そんな人がたくさんいる。同じ言葉に触れても、心に触れるものは、人それぞれ違う。そして触れた言葉はまた誰かの心に触れる。

だけど、ひとつだけ変わらずに思ってることがある。

誰も私にはなれない、私は誰にもなれない。

どんなに憧れの人に近づきたいと願っても、私はその人になれるわけじゃない。

私はただの「百瀬七海」だ。世の中に同姓同名の方はいるだろうけれど、それでも私は私だ。変わらずに今までもこれからも、百瀬七海として生きていくし、誰にもなれない。

私らしくいればいい。
百瀬七海らしく、書けばいい。
日々綴る言葉で、私は私らしい世界を見せる。

たくさん書いて、その度に落ち込む。
だけどきっとその落ち込みが、また明日の私の力になる。

こちらのnoteをリライトしてみました。


参加しています。


2021.2.25 

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