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闇に葬られる36年前の「恐怖の男・安倍氏」の予言

■「安倍元首相=戦争」

安倍晋三元首相が、7月8日に亡くなった。
決して許されることのない、暗殺というやり方で。
母の信仰で人生滅茶苦茶にされたといっても、決して許されることではない。
一国の首相だった方であり、お悔やみ申し上げます。

私の心の中では、常に「安倍元首相=戦争」だった。
まるで祖父・岸信介氏の亡霊に取り憑かれているかのように、常に戦争ができる国へと政策を推し進めて行った人。

超能力者の松原照子さんが1986年12月に出版した『宇宙からの大予言』(現代書林)という本がある。
既に絶版で、古書が1万円以上の値段になっている。


■『ハピズム』の記事

2013/07/31に、『TOCANA』の前身の『ハピズム』という女性向けニュースサイトで、私が執筆した記事が掲載された。

『「恐怖の男・安倍氏によって日本は●●になる」 25年前に松原照子が予言した怖い内容とは?』と題した記事だった。

前述の松原氏の著書『宇宙からの大予言』の紹介記事だった。
だが、ハピズムはその後にサイト自体が閉鎖されて、もう読むことはできない。

そこで、この記事の一部を以下に紹介する。
ただし、記事そのものではなく、あくまでも私が執筆した原稿の内容だが。

■記事の内容

この本が出た頃、松原氏はすでに様々な予言を的中させていた。その中には、JAL羽田沖墜落事故(1982年)、フォークランド紛争(1982年)、メキシコ大地震(1985年)、スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故(1986年)、三宅島・大島などの火山噴火などがある。
当時からすでに『ムー』誌などからも取材され、日本有数の予言者となっていたのだ。
 
ところで、この本には、他の部分とちょっとトーンが異なる、謎めいた表現が使われている箇所がある。
「政治はこう変わる」という見出しで、日本の政界の今後を予言した部分だ。当時の中曽根首相や、竹下氏、宮沢氏、福田氏といった自民党の主要人物が今後どうなるかを書いたあとで、次のような意味深な記述がある。
 
「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。『はい、わかりました』、この言葉をためらわず言える政治家は生き、少しでも躊躇した政治家に、いい役が回ることはありません。」
 
これは、大国アメリカの操り人形として動く政治家のみが生き残るという意味ではないか。
「恐怖の男・安倍氏」というのは、普通に解釈すれば、現在の安倍晋三首相の父である安倍晋太郎氏のことを言っていると取れる。
だが、この本の出版当時は自民党総務会長で、次に自民党幹事長にもなったが、本が出た翌年にすい臓がんを煩い、政界を退いたという経歴を見ても「恐怖の男」と呼ぶべき要素はまったくないように思われる。
 
とすると、これは1987年に安倍晋太郎氏の幹事長秘書となった次男の晋三、つまり現在の安倍首相に対する予言なのではないか。
 
松原氏の言葉は、こう続く。
「その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民一人ひとりが見きわめ、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
 
このくだりを読むと、もう安倍首相のこととしか解釈できないではないか。
今月の参議院議員選挙で、安倍首相率いる自民党が圧勝したが、この人の政策では、2つのキーワードが「恐怖の男」と呼ばれるに相応しいものとして浮かび上がってくる。
それは何かというと、『戦争』『原発』だ。
 
安倍首相は憲法改正論者であり、ゆくゆくは自衛隊を軍隊化し、いざとなれば戦争へとまっしぐらに進みかねないと思われている政治家だ。
「戦争の言葉を身近に感じる流れを作る人物」という描写にピッタリ当てはまる。

次に、もう一つのキーワード『原発』だ。
原発が福島の事故を引き起こしたように危険なものとわかっていながら、日本が原発ゼロにできない真の理由は、じつは米国との間で交わされた、ある「密約」のためなのだ。
それは、1972年の沖縄返還と引き換えに、「日本は核武装しないが、(核兵器製造の)潜在的な能力をもたなければならない」というものだった。
だが、核兵器と原発と、どう関係があるのか?
それは、日本の原発は米国にすれば核の備蓄基地でもあり、有事には核兵器の製造のために使用するという秘密の目的があるということなのだ。
原発は米国の核戦略の中に組み込まれているために、国民がどんなに反対しても、日本の一存で脱原発など不可能だ。

もし南海トラフ地震などで原発事故が発生すれば、松原氏が書くように、植物なども放射線で汚染され、「草も口にできなく」なるかもしれない。
この「政治はこう変わる」の節の最後に、「人形政治家を選んだのもまた国民ということです。これもひとつの人災です」とある。
これは正に、自民党圧勝後の現在の日本について言っているのではないかと思えてくるのだ。

■正に今の時代の予言だった

こういうヤバイ内容を、まだあの頃は書かせてくれた。
その後継サイトでは、今はもう無理だ。
その理由は、多くは書かないが、広告からの収入という形態で成り立っているメディアである以上、察しはつくだろう。

この記事の締めとして、私はこう書いた。

自民党圧勝を選択したのは日本国民だが、将来原発事故や戦争が待ち受けているとしたら、大変な選択をしてしまったかもしれない。

時代は巡って、9年後の今。
その「大変な選択」という意味では、同じだろう。

私のもとには様々な見える人たちからの情報が入ってくる。
ここに書いたことは、否定できないものがあることは確かだ。

それでも皆さん国民が、それを「選択」したのだから、
もう何も言うまい。
たとえ草も口にできなくなる国になったとしても。


■あるドイツ人のツイートより

@heinrich regius
ドイツの報道。日本の平和憲法を紹介し、その改正にこだわって軍事費拡大した人間と紹介。外交ではプーチンに翻弄された。彼と彼の妻は何度も疑惑の中心にありながら、起訴されずに政界にとどまったと紹介。
日本のテレビも見習え。


日本のテレビも見習えと言っても無理よね。この国の「世の中の仕組み」では。国民の多くも見ザル着飾る言わザルだし。

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