甘党だった文化人~度が過ぎた糖質過剰で壮絶な最期を迎えた人々(1)文豪編
■はじめに
今月は2回にわたり、古今東西の文化人の食生活から、その人となりを探るという趣旨で、今回はまず日本の「文豪」達がいかに破天荒な生活の末に悲惨な最期を遂げたかを紹介する。
こうした人々を見ると、如何に「食が人をつくる」かがわかってくる。
特に近代日本の文豪たちは悉く「甘党」であり、その幼児的とさえ思える食生活によって、ある者は重篤な病となり、ある者は心を病み、悲惨な最期を遂げた。
糖質過剰がすべての要因ではない場合もあるにしても、このような極端な食生活によって、低血糖症や糖質過剰症候群となり得ることは、7月版の「『甘いもの』の食べ過ぎは人を犯罪者にもする」で書いた通り。
このことは、生涯をかけてこの問題を追求した科学者諸氏の学説でもわかるが、日本では「タブー」となっている領域であるために一般人には届かない。
今回紹介するのは、教科書や紙幣に登場したりする歴史に名を残す文豪ばかりだが、そのために「ネガティブな側面」が意図的にとしか思えないほどに隠されてきた。
性格や逝去の要因を探ってみると、「極端な甘党」という驚くほどの共通点が見つかる。
今回は、その辺を掘り下げて紹介したい。
■極端な快楽追求者
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