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いろいろあったがとりあえず首相続投が決定

先週の日曜日にスペイン各地で大規模デモがあったという話をしましたが↓

結局、11月16日に議会で首相任命に関する投票が行われ、賛成179、反対171、棄権なしでPedro Sánchezの首相続投が決議されました。そして、翌11月17日、スペイン国王の面前で首相任命の儀式もされ、これにて本格的に首相続投が決定した次第。

首相任命にあたり11月15日と16日に議会討論が行われたのですが、トータル10時間以上にわたる長丁場、さらには各党主間の激しいバトル(主にPedro Sánchez VS 右派PP、極右VOX)が繰り広げられ、これはこれで内容が盛り沢山なので、別記事に書こうと思います。

決議に納得のいかない右派サイドは、首相任命翌日の11月18日土曜日にマドリード中心部にあるPlaza de Cibeles(シベーレス広場)で大規模デモを実施。なんと17万人もの支持者が集まったとのことで、さすが右派のお膝元という印象。「国を売った」「裏切り者だ」「嘘つきだ」などなど、支持者たちもお怒りの様子。ちなみにデモの様子はこちら↓

そんな抗議デモをよそに、Pedro Sánchez率いる新政権は着々と人事を進め、本日11月20日に新閣僚を発表。22名の閣僚のうち12名が女性、4名いる副首相も全て女性、というなかなかインパクトのある人選となっています。

さて、このまま一件落着となるのか、まだまだ一悶着あるのか。今後の行方が気になるところです。


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