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自分の行動が試されるウイルス。。。

明日5月18日からバレンシア州全域で外出制限緩和のフェーズ1に入ります。私が勤める店舗の再開はまだ明日とはならず、私の仕事復帰もまだいつからになるかはっきりしないのですが、やっと少し通常に近づくということで嬉しい気持ちと、なんだかソワソワするなあ、という気持ちが混在しています。

また、先日から続いているマドリードのデモは、じわじわ拡大傾向になっており、今後どうなっていくのか懸念があります(これまでの経緯はこちら↓)

このマドリードのデモから始まったムーブメントに関しては、私個人の好き嫌いもありますが、それと同時に、私自身が外国人であることからファシズムを思わせる右傾化の流れに懸念を感じているのも事実。また、現在のような不安定な状況下においては、政治マターに限らず、極端なイデオロギーというものには十分な注意が必要だとも思っています。

日本のあるインターネットの番組で、生態系の研究をしている先生が「このウイルスは人間の利己と利他を試すような厄介なもの」というようなことを言っていましたが、本当にその通りだと思いました。そういう意味で、今回のデモのムーブメントを、例えば、ご家族や大切な人を亡くされた方々、悲惨な状況を目の前に最前線で戦っていた医療従事者の方々はどう見ているのかな、とも思うのです。もちろん、個人の意見を主張する権利はある。でも、同時に想像力も必要。

それにしても、自分の行動に責任を持つことが試されるって本当に大変だし、不自由な部分も多い(正直、本当面倒くさい。今週からちゃんと働けるかしら)。今後もまだまだ制限がある中で行動する期間が続くわけですが、せめて自分のメンタリティは健全に保ちたいなとつくづく思っています。


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