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人々の行動は多分あまり変わらない、マスク以外は。。。

明日6月8日から、マドリード、カスティーリャ・イ・レオン、カタルーニャの大部分、一部を除くカスティーリャ・ラ・マンチャ、バレンシア以外のエリアが外出制限緩和のフェーズ3に入ります。スペイン全土の約半分といったところでしょうか。マドリードが早くもフェーズ3に移行したいと表明している中、私が住んでいるバレンシアはマドリードよりも早くフェーズ移行が進んでいるにも関わらずフェーズ2残留の慎重姿勢を貫いています。

フェーズ3に入るといよいよクラブをはじめとするナイトアクティヴィティが再開するので(定員の3分の1)、今後注視していく必要がありそうです(既に誕生日パーティや若者達の路上集会などでクラスターが発生しているのも事実)。ちなみに、こちらスペインには各自治州などに「ナイトライフ担当者」というのがいるんですよ。

来週からのフェーズマップはこちら↓

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* El Paísより引用

現在フェーズ2のバレンシアではテラス席はもちろん、店内の飲食も可能になり、通常通りとはいかないもののそれなりにお客さんが入っているのが見て取れます。私が勤務するアパレルのお店も例外ではなくそれなりにお客さんが来店し、今のところ試着NGなのですがそれでも買っていってくれるので(その分返品も多いけれど)、予想していたよりも売上が低調ということもないようです(もちろん例年のセール時に比べたら低いのですが)。

で、お客さんのスタンスはというと、案外以前と変わっておらず、「試着できないの?」と聞いてくる人がほとんどで、恐れ知らずというかなんというか(まあ、心配な人はそもそも買い物に来ないってことかも)。もちろん事情を説明すれば納得してくださる方がほとんどではあるのですが、試着ができないとなると自分が手に持っていた商品をその辺に置きっぱなしにしたり、中には勝手に自分の服の上から試着をしている人もいたりします。ちなみに私が認識する中では一人だけですが、怒って帰っていった人もいました。。。試着できない不便は理解できるけれど、今のご時世も理解していただきたいと思ったり。それとカード払いの推奨があったにも関わらず、お客さんの現金払い率はコロナ前と全然変わっていなかったりもします。

それにしても、慣れてきたとはいえマスクと手袋の長時間着用はやっぱり快適とは言い難く、その他消毒作業なども含め常に気を使っていることもあり、長ーい外出制限後の労働の疲れがここに来て出てきている感じがしています。さらに、通常よりも少ない人数で回す中、接客以外の業務も通常通りの量だったりするので余計に疲れるのかもしれません。これで試着室開放したらさらに大変になってくるのは目に見えて分かるので、今はそのことはあまり考えたくない気分。。。

そんなわけで、この一連の気遣いをロックダウン当初から続けていたスーパーマーケットの方々には本当に頭が下がるし、今身をもって実感している次第です。

ちなみに、6月21日の非常事態解除後の指針については政府の方で検討中であるものの、引き続きマスク着用の義務が続くことは既に決定しています(最高で罰金100ユーロとのこと)。おそらくワクチンか治療薬ができる、あるいはウイルスが自然消滅するまではこのマスク着用義務は続くでしょう。。。ただ、それ以外の人々の行動に関しては、以前とそれほど変わることもないのかも、と個人的には思っています。

* 冒頭の写真の通り、街はマスク姿の人々で溢れています。3ヶ月前には考えられなかった光景。。。

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