ツラツラ小説。 まっさら。
あー。書くことがない。面白いものを書こうとする自分がいる。何か話題になるものを書こうとする自分がいて。うざい。腹立つ。ムカつく。あーうざい。あーー。声を出してみる。あーー。テレビにはそんな声が聞こえないのでニュース番組はそのまま進む。ニュースは毎日、内容があるのに、何でも書いていいはずの(語弊があるが)小説家は、生み出せない。生み出さない。例えば絵画を見てみる。例えば本を読んでみる。例えば、人と話してみる。例えばご飯を食べてみる。例えばコンビニで新商品を買ってみる。例えば、泣いてみる。一向に書けない。あーー。書けない。
あーー。
あーー。
生活が慣れて、変化がない。何がきっかけで人は慣れるのだろう。答えは一つ。恐れがなくなる。
つまり、安全になる。そうなると不安はない。こなしていけるようになる。例えば妥協したり。例えば我慢したり。それで生活をする。たまに、お金があれば我慢したものを買う。そんなくらいだろう。飽き飽きした毎日は、流れていく。もしも、まっさらな自分ならまだ流れない。いろんな色が付いた私は流れてしまう。まっさらになりたい。
死ぬ時。どんな感想を持つのだろう。私は。日々の変化を受け入れられるように。
まっさらな私でいよう。
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