独り言。 コンビニ。新商品。

独り言。 

人によって価値観は、バラバラである。たぶんそこが、人間に生まれて一番面白いことだっていうことに頭の硬い人たちは気づいていない。自分の意見を通したいと思い、相手の価値観を無視するからだ。

だが、ただでさえ、地球は広い。その中で同じ国の同じ地域の同じ市の同じ区の同じ学校の隣の席の人でさえ、価値観は違う。自分とは違う。右隣の人は甘いものが好きな人。斜め前の不機嫌そうな人は辛いものが好きな人。バラバラだ。

それを否定してしまうと良くない。悪いとこメガネをかけてしまうと、誰もが敵だ。友達も家族も。時には変わろうとする自分も敵になる。

昔の僕は自分が嫌いだった。変わらない自分。変われない自分。どれだけつまらないやつなんだろう。なんてちっぽけなんだろう。もんもんもん。

肯定してみよう。どんな意見も。最初は。年齢は関係ない。普段何気なく話している後輩が実はものすごい素晴らしい考えを持っていたりする。後輩から教えられるのは恥だという人もいる。拒絶する人もいる。事実、僕も昔は嫌だった。だが、そこを受け入れると世界は広くなる。広がる。びっくりする。

それからだ。悔しくて悔しくて、視野を広げてみた。まだ知らないもの、環境に身を置いてみる。自分を守るものが何もないところに単身で飛び込む。怖い。正直怖い。だが、それ以上に面白い、楽しいが上回る。

そして、これまで自分がどれだけ無知だったかを知れた。気づく、という行為はこれほどまでに重要なのかと思い知らされた。

貪欲な奴は、教えてもらえる。おれはとにかく知らないことを知りにあらゆる場所へ行っている。そして、やる気を見せる。理由は楽しいから。そうしたら、教えてくれる。今度はそれを自分の力にする。それを次の世代へ教える。

そんなことをしていたらいつのまにか、同級生や、後輩から相談を受けるようになった。教えてくださいってこんな無知なおれに頼ってくるのだ。嬉しすぎる。何だか昔の自分がそこにいるみたい。そんなに貪欲なら、こちらも是非とも教えてあげたい。俺のまだ大きくはない世界と少しでも繋げてあげたい。上からになってしまったが自分もそうだったから気持ちがわかると言って共感したい。

いいとこメガネをかけるといい。拒絶よりも寛容だ。奪えるものはどんどん奪っていい。自分の力にしよう。

僕はまだまだまだまだまだまだ半人前の中途半端ボーイだ。だからこそ楽しい。ゴールはないのだけど、納得いくまではまだまだ遠い。たぶん1回の人生じゃ足りない。だからこそ面白い。葛藤の中で人生が流れるように。

「人生は楽しいものなんだ。楽しまなきゃ損だ。」そんな、学生のキャッチコピーを背負ってこれから社会に出る。この信念はいろんなことを味わって曲げられるのかもしれない。だが、僕は曲げたくない。これからも知らないものに挑み続け、世界を拡げていこうと思う。誓う。

世界は廻り続ける。人の流れを見るとよくわかる。みんな目的地を目指し進む。目は前についている。

知らないもの。

知らないもの。

興味。検索。思考。分析。………

…そうだ。今日コンビニに行ったらいつも食べるグミの新商品が出てた。味は忘れた。

不味かったなぁ〜笑

発見というのはこんなものなのかもしれない。

されど、こんなもの。

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