おかえりなさい しまずさん
先週、とても嬉しいことがありました。
日に日に更年期の症状の1つ
左肩の痛みは夜間痛を伴い、辛くなっているそんな中での
出来事・・・。
河川敷のトレーニングに行けるのは、仕事が休みの週に2日です。
この日も外は猛暑、日が落ちる手前の夕方に
ねこさまの水を持参で重い体を半ば引きずって河川敷へ向かいました。
目的地は、2か所あるねこさまゾーンを右手に真っすぐ歩いた先の場所。
そこで体をほぐすトレーニングをします。
目の前には芝生や遊べる広場があり、その外側で体をならします。
その日行き道で出てきたねこさんは1匹のみ。
すぐ水を置くと飲んでくれたので、ホッとしました。
「みんな暑いから後の子は涼んでいるのかな・・・」
そう思いながら、目的地へ。
体を動かしながら、後ろのねこさまゾーンを思うたび、
ここ半年気になる事がありました。
「しまずさん・・・きっとどこか旅にでてるよね・・・きっと・・・」
しまずさんとは、この目的地のトレーニングする場所で3年前初めて会った
どう見てもガタイもでかいボスねこさんのことです。
しまずさんのことをはじめてnoteしたのはコチラ👇
今年の1月ごろから、ナンバー2のねこさんと共に
全く姿を見せなくなりました。
昨年同時期に同じようなことがあり、その時は
6月に姿を見せてくれたので、今年も同時期に
と思っていたら、姿を見ることもなく7月へ。
何より心配になったのは、隣のテリトリーの猫さん達が、
堂々としまずさんのテリトリーを荒らしはじめて、
我が物顔で茂みから出てきて、元々いる他のねこさんたちが
隠れるという風景が常態化していたことでした。
それはしまずさんとナンバー2のねこさんがいないという証に思えました。とても自由な変わりに
過酷な河川敷の地域猫さんたち。
優しいお父さん、お母さんが毎日のようにお世話しているのは
知っているけれど、家にいるペットの子たちとは違うことを
お世話している方々からお聞きしていることが頭をよぎります。
「じゃりン子チエのコテツだって、風来坊のノラだった」
きっと旅にでている、もしくは家ねこになったのか、
悪いようにばかり考えないようにしていました。
トレーニングも終了し、ねこさまも出てこないので
ねこさまゾーンを左手に茂みギリギリに立って
「またくるね、バイバイ」
声がけして歩こうとしたとき
ガサガサっと足元の茂みが動きました。
「今日はだれだああ、またトッティーかあ?」
トッティーとは、しまずさんの姿がなくなったあと、我が物顔で時々ここからでてくるねこさんです。
「ほ~らでてきた・・・ん!?」
ゴロンとした姿・・・その姿は・・・
「しまずさん!!!!どおしたのおおおおお」
言葉が変ですが、余りのうれしさに連発していました。
本当にしまずさんだ!この柄忘れないよ。
「ぬおおおおお」
鳴き声もまちがいない。
暫くはずっと「どうしてたのおお」「大丈夫だったあああ」
と、語りながらナデナデ。
しまずさんは私が心も身体も痛く辛いときにずっと寄り添って
時にはやんちゃしてくれたねこさん。
今年の春ごろからまた2年ぶりに左肩中心に症状が出始めて、
ここ1か月で仕事も身体と相談しながらの状態で、いま結構ピンチな
感じの時にまたでてきてくれました。
あの時から時間の経過があるので、しまずさんちょっと歳とった感じに
思えました。
過酷な環境のねこさんだから、ペットと違って寿命も早いのです。
でも、でも、今ここにしまずさんが寝転がって
「ぬあああああ」とか言ってくれて、足元でゴロゴロしてくれている。
落ち込んでいたあの時と同じだ。
「しまずさんありがとう、私また頑張るからね」
大粒の涙がでてきて、泣きながらしまずさんに伝えました。
ふと、立ち上がるしまずさん
トコトコ、その先には
しろねこのれもんちゃんが様子伺いのようにやってきました。
「れもんちゃん、ボス帰ってきたね」
「はい、にんげんさん」
そんな感じです。
先週はいなかったと思います。トッティーたちが我が物顔で
出てきていたから。
ナンバー2の茶白くんの姿をみることはなく、
引き続き心にひっかかるものがありますが、
どうしようもなく、お水だけはしっかり持って
自分が今できることをしたいと思います。
本当に辛いときにここ一番、いつも寄り添ってくれて
ありがとう、しまずさん。
ちなみに・・・
しまずさんと別れて帰り道だいぶたったところで
またしても茂みがガサガサ・・・
そろーりそろりトッティーさんがでてきました。
「もうあっちいかれへんなあ、しまずさん帰ってきたもんね」
「にゃあああ」
そうやねん、もういかれへんねん
そう言いたげな「にゃああ」でした。
前方からは
どちらも我が物顔で元々いるしろねこのれもんちゃんを威圧していた2匹ですが、やはりしまずさんの帰還は彼らも知っているのでしょう。
だいぶ離れたところからの登場でした。
「もう、荒したらあかんよ」
そう言ってしまいました🤣
いつまた、どの子が、姿みせなくなるかもしれません。
それが外の世界。
今、私ができる精一杯のことを責任をもてる範囲で
少しでもねこさまたちが喜んでくれるような、
そんな接し方でこれからも河川敷に向かいます。
しまずさん、おかえりなさい。
ちょっとはゆっくりしていきなさい。
今はそんな気持ちです😊
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