ぬるい生活


会社という団体の中で過ごすことは、
良くも悪くも守られていて、ここでは個人成果主義に囚われ過ぎず、調和を持ちつつ過ごす必要がある。私の会社はそんなところで、いや、私のこのポジションが、あまり力を入れずに生きていけるところなのだ。それがいかに贅沢かと言うことも知りつつ、私は世の中との差異に嘆いてしまった。例えをだして流行りのフレックス制度の導入を検討してはどうかと何の気無しに意見したのだ。
早く帰れる人なんてこの会社にいるの?ただでさえ残業に煩い世の中になって、それでも今せっかく付いている残業代が更に減るのでは?彼らの意見は真実で、私だけが逆に取り残されている気がして恥ずかしくなってしまった。
勿論残業0のところからスタートすれば、各々が家族や自分の時間を大切にできるのではないかと思ったが、それはほぼ残業をしていない【私】の意見であり、会社にいる数百人の意見では無いだろうと知った。この会社にも今まで積み上げてきた歴史がある。今まで働いて来た人々がいる。それを無視してはいけない。私は勿論不要では無いが、現場を担う一員では無い気がしているのもズシンと来た要因の一つだろう。
だけど時代は少しづつ変わりつつあることも事実で、臨機応変に輝けるケースも存在して変わる力も信じている。
コロナ禍において在宅勤務への切替が素早くできた企業、コミュニケーションだと言って在宅を認めたくない上司がいる職場。皆様々な場所で生きている。この時、他人と比べる軸を見失わない様にしたい。もう少し考えながら生きて根本的な部分を見つめ直して、皆働き過ぎて潰れない人生を送って欲しい。

今日はぼーっと生きてきた自分が情けなくて堪らなくなった。

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