なぜ僕はGangsta-Rapなのか
遠い遠い昔、これは僕の90年代初期から中期の物語。
当時熱心なスケボーキッズだった僕はあるVHS(ビデオ)をきっかけに、更にスケボーの世界へとハマって行くことになる。
この時から凝り性ぶりを発揮しており、暇さえあれば地元の仲間とスケボーに励んでいた。(当然、僕らの最寄り駅の縁石はスケボーの傷でボロボロ......算数の成績も笑)
こちらのVHS果たして知っているという人は存在するのだろうか.....
World Industries監修!LAの悪ガキ集団を中心としたスケボーのPV集。
こちら今では100ドル近い値をつけるプレミア価格のVHSとなっている。
それまでのスケボービデオのBGMといえば、ハードコアやメロコアが主流で、ヒップホップが採用され始めたのもこの時期だったと記憶している(確か1994年頃から)
当時World Industriesといえば知らぬ者はいないスケートボード会社だ。
記憶を辿ると僕が自ら洋楽をDIGるようになったのは、このVHSがきっかけかもしれない。
最初は先程のビデオのBGMとして収録されていたこの曲に衝撃を受けた。
そう。完全な「東」である。
「何というかっこいい音楽なんだ......」「これがヒップホップというジャンルか」
そして初めて自らがフィジカル(CD原盤)としてGETしたのがこちらのアルバム。
もはや説明不要の伝説の1枚。
これは当時リアルタイムで聞いていた。期待を胸に恐る恐るPLAYボタンを押してみると、僕は数秒で失神しかけた。
1曲目、これでもかという位のバリカタスネアに2pacのRapがハマりまくっている!
かっこよすぎる!!!!!!
と同時に恥ずかしながら「これを聴いていれば、周りの女子にモテるかも?!」という思春期丸出しの下心も芽生えていたのは紛れもない事実。
完全なる中二病である。笑
このアルバム実は2PACが獄中で浮かんだ「When I Get Free(俺が自由の身になったら)」というタイトルであったが、後にAll Eyez on meへと変更された。
僕はここでヒップホップというジャンルにも大きく分けて「東と西にカテゴライズされる」という事を知る。色々聴いてみたけど、僕はやっぱり「西派」だった。なんせズバ抜けてカッコいい。
ここから当時は知る由もなかった、20年以上に渡るGangsta-Rapの終わりなき旅路へのスタートになるのであった......
正確に言うと僕が生まれて初めてブラック・ミュージックを聴いたのは2~3歳頃。この話は長くなるので、ここでは割愛しよう。
兎にも角にも、2Pacがいなけれは今頃僕は何を聞いていただろう。そもそも音楽に全く興味がない人になっていた可能性だってある。
感謝以外の言葉が見つからない。ありがとうpac......
タイトルにもあるように「なぜ僕はGangsta-Rapなのか?」
それではお答えしよう。
「死ぬほどカッコイイから」
ただその一言に尽きるのであった。
ストリートから生まれる魂の叫び。
GANGSTA LUV
今回も最後まで読んで頂きありがとう。
感謝。
モー・マニ男
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