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ちきゅう留学2023振り返り。

ちきゅう留学とは、私にとってなんだったのか。。私の過去を交えながら、どんなものだったのか、あんじゅの卒論に使うための対話から、一部ではあるけど、垣間見れた気がしました。

長いですが、もし興味あればぜひ、読んでみて下さい。
誰かの何かの、ヒントになれば。
そして、私が生きた証があります。

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あんじゅ)ちきゅう留学という組織の愛を感じる部分はどんなところ?

もも)元々私は、佐々木ファームの大地が好きで、来たんだよね。初めてちきゅう留学のメンバーと会った時に、愉快な仲間たちだなと思ったんだよね。今まで自分が身を置いていて仲間だって感じる場所はあったんだけど、もっとぎゅっと近くなった感じがしてて。というのも、年齢が近いし、感覚が近しい人たちが集まってたから。仲間意識みたいなものがすごくあって、そこに居心地の良さを感じてたし。自分1人が素敵だなと思ってた佐々木ファームの良さを、まなみの感覚と私の感覚って似てるなといつも思うんだけど。食に対する考えとか感じ方が似てたりして。1人でも多くの仲間と分かち合えたことが嬉しかったし、そういうところに居心地の良さは感じてたかな。

ただちきゅう留学っていう団体に関しては、あんまり意識が向いてないというか。ここに所属してるんだみたいな意識はぶっちゃけなかったけど、洞爺湖を半周した辺り、それぞれ話してみたい、聞いてみたい何人かと話して歩いた時に、やっぱりここにいる1人1人が私大好きだなと感じた。1人1人に対してほんと好きだな、というのを感じて。あとはやっぱり、2023のイベントに向かって作業していく中で、色々お互いあったけど当日を迎えて、この人たち本当大好きだ、となったのは、みんながそれぞれ役割分担しながら動いてる時に、このチームすごいなって。そこでやっとちきゅう留学への愛着というか、このチームやべぇなと思った。イベント終わった後に、おつかれみたいな感じでやべっちのお茶飲んでる時に、私ほぼ何もできなくて。ぼーっとして座って。体調も崩してたし。なぜかしずちゃんが肩揉んでくれてたんだけど、その時にもう感謝、運営の顔思い出しながらずっとぼろぼろ泣いてて。一番そこが感謝とか愛が溢れた瞬間だったなって思ってる。

あんじゅ)運営の顔を思い出してた時は、何を考えてた?

もも)本当に1人1人の顔を思い出しながら、イベント中こんなことあって、この人に助けられてたなぁとか思い出したら泣けてきて。例えばだけど、私めっちゃ駆けぐり回るの好きじゃん。でも結構、緊張で睡眠不足だったし、体のアトピーの反応もすごい出てたし。そういう中で体をこき使ってたというか。で、とびちゃんがふと「ももちありがとうね」っていうのを毎回声をかけてくれてて。それで私毎回泣きそうになってて。わかとかしおんとか、他の人も私のこと見ててくれてたし、運営みんな見ててくれてたんだけど。そういう、小さいけど、1つ1つのエピソードはずっと思い出してた。

あんじゅ)なるほどね。運営みんな優しい人たちが沢山いるから、誰かしら見ててくれる安心感はめっちゃるよね。それと近いところでいうと、1対1の関係性において、他に愛を感じる部分はあった?

もも)これはちきゅう留学に限ってではないんだけど、やっぱしおんは私の特性をすごく理解してくれてて。興味のないことはできない、進まないことを理解してくれてたから、私がパソコンの作業もぶっちゃけ苦手だったし、広報とか、スケジュール立てるとか、そういうの一番苦戦したけど。そういう時にアドバイスくれたりとか、私がやるよって言って、私が進まない作業をぽいっとやってくれたりして。隣で見てくれてるから、そこは愛を感じたというか、感謝しかないなぁと思う。あとやっぱサニーとか、多分私だけじゃなくて色んな人に電話して、最近どうやみたいな。話してくれた時に、みんなの前では言えないけど個人的に最近つまづいてて、ちきゅう留学に心がのらない時とか、そういう時にサニーが声かけてくれて。みんなの繋ぎ役をやってくれたんだなぁと思って。それも印象的だった。

あんじゅ)サニー聴いてくれるの上手だし、元気でるよね。
そういうちきゅう留学の場において、ももちゃんが自分で大事にしてた行動とか意識ってある?

もも)ちきゅう留学ってすごく曖昧な団体だなっていうのも思ってて。もちろん中にいる1人1人は素晴らしいんだけど。もちろんやってることも素晴らしいし、社会には絶対必要なんだけど、団体としてはあやふやな感じ。会社でもないし、NPOでもないし、社会から見た上で、あやふやな感じ。私は、一応大学を卒業して、国からお金をもらって協力隊っていう仕事をやらせてもらってる中で、自分の活動の1つのちきゅう留学に関しても、どこかしら社会からの見られ方は注意深く見てた。大丈夫かなとかっていうのを気にしてたんだけど、やっぱりそういうところでまきさんとちきゅう留学がぶつかっちゃってるのを見てて。運営の中で、お金をもらって社会人として仕事してるっていうのが私としおんだけだったから。私的には、佐々木ファームは1つの会社だったんだよね。ただの身を置かせてもらってるボランティア活動とかではなくて。会社に入るつもりで、麻紀さんは社長とか、上下関係とかもあるし。ファームで動く時はそう思ってて。毎回朝礼があったりとか、麻紀さんに事務連絡する時とか、周りのスタッフさんのことも考えながら、今どういう行動をした方が良いなとか、どういう話をするべきかとか。そういうところは無意識で考えちゃってたかも。

あんじゅ)今でこそ、そういう意識をもっと1人1人が持ててたら良かったのかなぁと思いつつ、学生が大半の団体だからこそ1つになってたというか。仕事感がある意味ないっていうのも、要素としては大事だったかなぁと思うと、今後も難しいなぁって思うよね。

もも)まだ、引き継いだ先が学生だから良いけど、これが例えばそのまま持ち上がって私たちになってもう1回同じことやるかって言ったらそうじゃないと思うし。(共感)資本主義社会を組み込みながらやっていくから、もっとお金を稼いで働くっていうところも意識したりとかも、もしかしたら必要なのかもしれない。まぁでも、とびちゃんたちに引き継いだから。どうなるのか分からないけどね。

あんじゅ)今後は、ちきゅう留学っていうイベントと、その母体となるちきゅう留学っていうコミュニティは別でっていう話があって。そうなった時に、イベントの運営は学生がやっていくけど、その母体の運営は今まで関わったメンバーも続けていけたら良いのかなと思ってるし。でも、どういう位置付けになるのか。社会からの見られ方も分かりやすくできたら良いなって思うけど。

もも)そうだよね。そうなったら、年齢制限とか、25歳以下とかも、もう一度考え直されるのかもしれないよね。

あんじゅ)そうだね。イベント自体は25歳以下で良いと思うけどさ、コミュニティ自体はね。

もも)みんなどんどん年齢上がってくしね。

あんじゅ)せっかくこうやって仲間として一緒にやってきたからこそ、何か形にできたら良いなぁとか思う。

もも)私はめっちゃそれ思うよ。今一番、一緒に仕事したいなぁって思うのは、やっぱ同年代なんだよね。約2年間くらい、目上の人たちと一緒にやらせてもらってて、その人たちが仲間と一緒に仕事してるのを見ると、めっちゃ面白そうだな、楽しそうだなって思うわけ。ただの友達じゃなくて同志として仕事してるから、すごい楽しいだろうなぁって。それでお金も稼げて、それで社会にも貢献できて。だからちきゅう留学が1つの会社になって、そこで稼げる柱を何本か持てるようになってほしいなと思ってる。そしたら私もなんか、自分ができることも模索しながら、一緒にできるなぁとか、やりたいなぁとか。次は、みんなでお金にしていきたいなぁみたいな。

あんじゅ)れおとかからも感じるけど、みんな同じことを思ってる気がして。上手くそこをまとめられたら良さそうだよね。

もも)1回大きいイベントをやってるから、どこがその人の適材適所とかも把握できるし、あとはお金の勉強して、じゃあやるか!ってなるだけだと思うんだけどね。お金の勉強なんてそれぞれが時間ある時にすればいいし。しかもみんな全国に散らばってる訳だし、それでも一緒にこうやって仕事できるってなったらまじで最高だよね。

あんじゅ)本当にやりたい。まぁ近い将来だね。こうやって過去のことだけじゃなくて、今後のことも色々聞けて嬉しい。
次は最後の質問なんだけど、ちきゅう留学を通じたももちゃんの幸福度とか、物の見方の変化があれば聞きたいな。

もも)結構あるけど、話していくうちに思い出すかもしれないけど。1つ目は、これサニーともめっちゃ話してたんだけど、私はすごい人になりたかった訳じゃなかったんだって気づいたこと。佐々木ファームって言う場所、人に出会って、本当に色んな繋がりの渦の中に自分がいて。しかもその渦は、各地ですごい!とか、めっちゃかっこいい、センスある!とか、みんなから称賛されてるような人たち。一筋縄じゃないような、変な人たちみたいな。みんなそれぞれ経済力も確立してるし、自立してる中で、かっこいいこともそれぞれやっててみたいな。私の中では、すごい自分がちっぽけに見えて、私比べ癖があるから、人と。すごい苦しかったり。っていうのも通ってきた上で、でも、私の本当の幸せって何だっけって言う風に、ちきゅう留学の「今を生きる」っていうテーマとか「豊かさ」っていうテーマの中で考えた時に、私は別にSNS上で話題になったり、テレビで活躍したり、人の前で話すことはめっちゃ好きだし注目されるのも好きだけど、すごいねって言われるために生きたいんじゃなかったんだなって思って。じゃあ何かっていうと、自分とその周りにいる大切な人と、その大切な人たち、二重三重の人たちがとりあえず、この地球で心も物質的にも豊かに暮らせるようなことを確保したいから。もっと言えば、自分がずっと遊んできた地球も守りたいし、これ以上破壊したくないしっていうとこに戻ってったんだよね。昔からずっと思ってたこと。だからやっぱ、すごい人はすごいし、尊敬してるし、参考になることはめっちゃある。ただ、その人になりたい訳じゃないってことに気付いたのが大きかった。自分の家庭も築きたいし、すごく現実的なところに注目するようになったというか。現実的な幸せに注目できるようになったっていう感じかなぁ。

あんじゅ)へぇ〜。めっちゃ参考になる。

もも)っていうのを、サニーとめっちゃ電話で語ってた。サニーもね、彼女が、大切な人がいるんやってその時は言ってて。今は、そういう大切な人と一緒に歩んでいくっていうことが第一で。簡単に言うと社会に貢献して、わぁすごいとか、かっこいいとかよりも、自分の幸せを追い求めていきたいんだよねみたいな。私もちょうどそんな感じだったから。そういうこともしつつ、やっぱね、サニーも私も、人に貢献できたらとかは全然思うけどね。

あんじゅ)個人的な感想になっちゃけど、すごいって思われたいとか、特に東京とかにいると自然と目指すようになっちゃってるなぁと思うけど。私は未だに、そういう思考を抜いた時に、じゃあ自分って何したいんだろうみたいなのがすごいフワフワしてて。特にないなぁみたいな感じになっちゃう。すごい人に心からなりたいっていう訳じゃないけど、それ以外の道もよく分からないなぁみたいな。

もも)私も、ちきゅう留学にいた時、ある人に「ももは嘘ついてるよ」って言われたの。よく地球温暖化とか気候変動止めたいって言うけど、もものしたいことは本当はそれじゃないんでしょって言われたことがあって。確かにそうかもって思ったし、その時にじゃあ私って何がしたいんだろう、何が幸せなんだろうって考えてた時に分かんなくなっちゃって。虚無感に襲われたんだよね。自分が築き上げてきたものが今まで嘘だったの?とか、自分はもう今なんも無いんだみたいなことがあって。ちょうど1年前くらいに。それから3ヶ月、4ヶ月くらいじっくり考えながら、ちきゅう留学のこともしながら、原点には戻ってこれたんだけど。私の高校、大学の周りの友達もそうだけど、自分が何のために生まれてきたかとか、自分が何をしてこの先生きていきたいのか、本当の幸せは何かなんて、よく分かんない子の方が多くて。頭では分かってるけど、分からない、感じられない人の方が多くて。それは、他責でもあり自責でもある。そういうことを考えずに良しとしてきた教育そのものを責めるべきだし、でもその教育に甘んじて考えなかった自分の責任でもあるってことだよなと思ったりして。だから杏樹が今そう感じてるのは、ちきゅう留学っていうものを経て、また次のステージにいったのかなっていうのを私は知ってて。

あんじゅ)確かに。やっぱりちきゅう留学を知らない人と話す時は、それこそ自分って何が幸せで、本当にこれが良いとか、自分自身が心から思ってるものが見えないし、そこを別に考えようともしてないんだろうなみたいな。そういう思考をしない方が楽そうだなとか思ったりする。

もも)いや、楽だよ。楽。今のお金の周り方ってさ、自分の生きてる命、時間を対価にお金っていうものをもらって、それで生活しててさ。だから交換だけしてたら、考えなくて済むじゃん。そのシステムにも疑問を持たない人がほとんどで。でもちきゅう留学とかeumoがやろうとしてるのはさ、そこの二者だけの交換じゃなくて、第三者、第四者が入ってて。例えばA君が、僕はこういう夢、理想を描いてますっていう矢印があって。そこに対して他者が、それ良いねってA君に共感するからお金がA君に回るみたいな。A君が成し遂げた世界で、さらに面白い連鎖が生まれて、投資した人に何かしらが返ってくるみたいなことをやろうとしてるから。そこで問われるのは、A君が本当にそれをやり遂げたいと思っているのかってところ。だからその人はめっちゃ葛藤するし、苦しいよね。それは本当に自分が幸せなのか、やりたいことなのか。人を巻き込んででも、責任を持ってやり遂げられることなのかとか。だからただ、お金と命の交換の方が楽だよなぁとは私も思う。

あんじゅ)確かに。法律とか決まり上の責任だけじゃなくて、その人自身を問われてるみたいな。

もも)そうそう。だからすごく辛いし、苦しいと思う。

あんじゅ)ちきゅう留学的な思考って、麻紀さんを中心に出来上がってる部分って大きいし。40代とか、ゲストの人ってそれくらいの年代で。一周回って資本主義の世界の中でやり遂げてきた人たちの境地みたいにも感じられて。それを20代とかの自分とか同年代が、このタイミングでそれを理解することって、どういう意味があるんだろうなとか。まだちきゅう留学って歴史浅いけど、それぞれ将来どうなってくんだろうとかも感じる。

もも)そうだよね。でもさ、すごいなって思うのは、私もみんなも含め、一周資本主義の社会で戦って、ここちょっと違うって辞めてきた人が周りに沢山集まってて。それで新しいイノベーション的なことをしてる。先頭に立ってね。そういう人たちを私たちが見た時に、素敵だなって思うセンサーが働いてるのは、やっぱり次世代だなって自分でも思うわけ。一周回ってきた中で気付いた人たちが感じたことを、私たちはもう既に今まで自分が育ってきた環境の中で感じて、そうだよねって共感してみんな集まってきてるわけだから。じゃあ次私たちができることって、もちろん今のルール、資本主義に則るのは大切だけど。そうじゃない逸脱した、今までとは全く違う常識の中で生きたりするんだろうなみたいな。そこを考えるとめっちゃ鳥肌立つ。やっぱり、次世代だなみたいな。

あんじゅ)経験してないけど、感じるセンサーが働いてる。本当にそうだね。

もも)だから、イノベーションを起こしたり、起業したり会社を起こしたりするのは、私からしたらめっちゃ怖いわけ。知らないからね。でも自信持って言っちゃうと、こんだけ私たちは、ちゃんと大切なものをなんとなく分かってて。心の中で。次生み出していくモチベがあるというか。だから怖いけど、もっと自信持って良いのかなと思うし。それは1人じゃなくて仲間とだからできるんだろうなぁとも思う。より勇気出してやっていけそうだよなぁって。

あんじゅ)やば。めっちゃ良いね。みんながいるから未来明るいみたいな。

もも)希望だなって思う。みんながそれぞれ家庭を持って、自分の子供を持った時に、また違う世代が生まれるわけで。それはめっちゃワクワクする。私たちから生まれる子供ってすごくない?!(笑)

あんじゅ)もう親戚だもんね。

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長いですが、ここまで読んで下さりありがとうございました。
私こんなこと言ってんだ〜と改めて、自分のことを客観的に見るのは面白いな、と思います笑

よし、ご飯食べよっと!

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