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高知一人旅②(2019.11) 

2日目。
日曜日だ。いますぐにでも日曜市へ向けて駆け出したい気持ちだったが、ホテルで朝食をとる。パン数切れ、ヨーグルト、果物など。

ずっと楽しみにしていた日曜市はとてもよかった。野菜、漬物、田舎寿司、いものてんぷら、やきとりなど、さまざまな店が並んでいる。そこは確実に「マルシェ」ではなく「日曜市」であった。それがまたいいのだろうな。
私はここで田舎寿司を買い食いし、いもの天ぷらを2度も買い食いしたうえ、焼き鳥もたべ、ゆずジュースも飲み、とどめに、お昼にたべるための田舎寿司をテイクアウトした。

あげたてあつあつのいも天ぷら。

念願だった日曜市で、まんぷくになり幸せをかみしめる。ホテルに戻って荷物をまとめチェックアウトする。この日宿泊するホテルに荷物をあずけ、バスに乗って「高知県立牧野植物園」へ。少し手前で下車してしまったため、迷いながら向かう。さまよい歩いた道は、激しめの登山道であった。この植物園は山につくられていたので、そりゃそうなのだ。
植物博士の牧野富太郎さんにゆかりのある植物園とのことで、富太郎さんの生涯についての展示があり、それをじっくり見学。膨大な植物を収集・命名したすごい人、というのはよくわかったのだが、私は私生活のハチャメチャっぷりのほうが興味深かった。膨大な借金があるのに植物の研究に没頭し、ぜんぜん落ち込んでいるようすもない。展示してある写真の中にいる富太郎さんはいつも朗らかな表情をしており、なんかとんでもない人だったのかなぁと勝手に思いを馳せる。
植物園はとても広く、あたりまえだが緑が多く、目にやさしい環境であった。

牧野植物園


日曜市で買った田舎寿司をベンチでたべる。


植物園をあとにし、ふたたびバスに乗って駅へ戻ろうとしたが、行きたかった場所に歩いて行けそうだったので歩くことに。しばらく歩き、蔦屋書店や雑貨店、飲食店が合体した複合施設へ。ここに入っていた「まんしゅう」というお店でじゃんめんなるものをたべる。じゃんめんとは、小さく切られたホルモン、ニラが入った辛いあんかけラーメンであった。これがとてもおいしかった。少し冷えたからだがあたたまる。食後は、同じく施設内にあったスタバでアイスカフェラテを買い、本を読みながらまったりとする。

そこから再び歩き、高知駅付近へ戻り、ホテルへ。ベッドでごろごろしながらスマホのゲームをしたり、テレビをみたり。たくさん歩いてくたびれた一日だったが、とても楽しかった。


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