見出し画像

地域猫活動の行政との関わりについて

平成22年2月22日に正式に団体を立ち上げました。
この日なら立ち上げ日を忘れないないであろうと😁

奇しくも環境省の「住宅密集地における犬猫の適正庄飼養ガイドライン」と同じ年月でありました。このガイドラインのⅤに「地域猫」が説明されています。

私が立ち上げた団体は地域猫活動でいう外部ボランティアです。
以前にもお話させて頂きましたが地域猫活動は
地域住民、行政、ボランティアの三者協働です。

では外部ボランティアは何をするのでしょうか?

◎ 広報
時間がある時は各地域を回ってポスティング

これは千葉県のものですが、各都道府県に独自のものがあると思います。

◎セミナー開催

猫問題の事例を取り上げながら、地域猫活動の主旨、進め方や相談者へのアドバイス等

こんな感じで猫に困っている方、地域猫活動に興味のある方にセミナー参加を訴えます。
セミナー風景


◎フリマ及びイベント参加

これも地域猫活動の広報と募金活動です。
皆様から頂いた優しいお心は貸し出し用の捕獲器を買ったり、チラシ作成、セミナー会場費、講師謝礼等、そして沢山頂いた場合は餌やりさんへの助成(治療費)に使わせて頂きました。

さくらまつり
ふるさとまつりで広報と募金活動
店頭販売もなくなってほしい!
その思いで配布しました。


◎ 相談、活動の進め方、パンフレット、リーフレットの提供


猫被害の苦情やその他の相談は、ブログ等に相談用電話番号を明記してあるので直接私に掛かってくることもありますが、主に市役所や保健所に相談する方が多いです。殆ど市役所は保健所に回し、保健所は私を紹介します。
相談は様々ですが、相談者さんが地域猫活動に進めようと思ってくださる町会、自治会には広報用に↓が良いかなと思います。

このリーフレットはNPOねこだすけ様に頂きました。ちょっと古いので罰則も古いです。今は殺傷の罰則は500万になっています。

↑の裏面です。↓

このメッセージ欄に相談者さんの思いを書き込めます。

ポスティングしながらアンケート取りもします。町会、自治会を回っているとその地域の雰囲気とか、餌やりさんにもお会いできる時もあります。地域を回りながら町会長、自治会長さんも聞き込み、ご挨拶に伺います。
この時は行政の方に同行して頂きます。
私は保健所の動物担当職員さんにお願いしました。

やっと行政が出てきました。前置きが長くてすみません🙇  今回は行政のお話しをしたかったのでした😁


行政との関わり

ある団体の代表さんが「保健所はやる気がないのよ」とおっしゃったそうです。

ん?、
私は保健所の肩を持つ気はありませんが、自分たちが行動を起こさなければ保健所だって動くことは出来ません。

保健所は政令指定都市、中核市及び政令で定められた市にしかありません。あとは県の出先機関で一つの保健所で2,3箇所の市を管轄していると思います。
習志野市にあります習志野保健所も鎌ヶ谷市、八千代市、そして我が町習志野と3つの市を管轄しています。
そしてその中で動物担当職員さんは2人です。その2人とも出払っている時もあります。
苦情等があればその現場までいかなくてはなりません。その他犬猫のしつけ教室の開催等の行事もあります。それも3市を受け持っているのです。ですから動物担当職員さんは「やる気がない」のではなく、時間がないのです。
ですからこちら側から引っ張り出すようにします。
セミナー出席は勿論ですが、町会長、自治会長さんを見つけ出し、保健所職員さんと活動のご説明に伺います。まだ地域猫活動が始まっていない地域でも町会長、自治会長さんに活動のご説明だけでもしておくと、いざというときスムースに事が運びますから☺️
苦情、揉め事も勿論同行してくださいます。
私が代表をしているとき、職員さんは数多く同行してくださいました。

市役所はそれぞれの市で地域猫活動の取り組み方が違います。
①市が地域猫活動のセミナーを開催し、数人のグループで活動をする登録をする。その登録したグループに不妊去勢手術費用の助成をする。

②グループ登録で助成

③グループ無し、野良猫に不妊去勢手術する人に助成

④不妊去勢手術費用助成無し


はっきり申しまして③、④は地域猫活動にあまり乗り気ではありません。我が市は③です😅

我が市の不妊去勢手術助成金は平成18年に廃止になりましたが我々で署名活動し市に請願しました。
団体の顧問の市会議員が他の議員さんに助成金の大切さを熱心に口説いて下さり見事通りました。
平成25年位だったと思います。

あまりやる気のない所管でも、および腰でも兎に角所管には接触してください。
最初は挨拶だけでも良いのです。「今度、〇〇地域ねこ活動を立ち上げました。宜しくお願い致します」「〇〇地区で猫相談があり、地域猫活動を取り組み始めましたが、何かございましたらご同行お願いします」私達の姿勢を行政に見せつけます😁

以前千葉県の衛生指導課の職員さんに「行政マンを育ててくださいよ」と言われました。

行政マンを育てる?
どういうことだと思いますか?


それは私達の熱意です。
どうしてもやる❗野良猫の快適な暮らしを作るとの強い思いは、必ず行政マンの心を動かします。

何か事に当たった時、行政マンも一緒に解決策を考えてくれます。私はいまでも?と思ったりすると相談しています。

地域猫活動は地域住民、行政、ボランティアの三者協働です。この地域猫活動を国も推奨しています。
自治体もそっぽを向けられる筈はありません


いのちにやさしい町づくり(*^ー^)ノ♪
あなたもはじめませんか?






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?