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地域猫活動の三者協働そして絶対にさけたいこと❗

前回に野良猫ってなんで多いの?から行政不作為と地域不作為のお話しをさせ て頂きました。



今回は地域猫活動をするにあたり大事な三者協働のお話です。
始めての方は「三者協働って?」と思われるかもしれませんので私の纏めた

↑こちらを御一読くださいませ🙇

尚、三者協働につきましてもNPOねこだすけ様の「ねこだすけニュース」に詳しく記されていますのでねこだすけ様了解のもと転載させて頂きます。

三者協働

ここ数年に渡り訴え続けているテーマは三者協働です。この三者とは

◎住民組織                  : 町会、自治会、理事会、管理組合など。
◎管轄行政                  : 保健所など
◎ボランティア組織 : NPO,NGOなど

住民、管轄行政、ボランティアの三者が協働して問題解決を図れば、いかなる問題も解決可能です。
高齢化、少子化に加え団塊世代の大量退職、それにより予想されるさまざまな問題を、上記三者で解決する方策は平成11年に制定されたNPO法をふくめ政府の方針とも思われます。
日本独自の町会組織というものを活性化させ、そこにそれぞれ専門の行政とボランティアをサポート役として正三角形に組ませて、問題解決を図る、素晴らしい方針です。

野良猫に関しましては、その問題の根源はあきらかに「行政不作為」と「地域不作為」です。そうであるなら尚更地域住民、行政、ボランティアの三者が協力して問題解決をはかることは極めて当然のことと思います。


具体的段取

三者協働にもっていく具体的段取りです。

① 、 餌をあげている方や、一方で猫に困っている方からのご相談があった場合、その方に「町会での説明会」をすすめます。これはご相談者のお住まいの町会の定例の集まり、また別途組んでいただく「ねこ対策」の会合に、保健所職員とボランティアが活動のご説明にうかがいます。
そしてその場で、町会の住民の中から例えお一人でも「〇〇地域ねこの会」などグループを作っていただきます。「グループ」ほど大袈裟ではなく、どなたかの「挙手」を、町内で目に見える「カタチ」にした程度のもので十分です。

②、①の町会説明会が行われればあとは簡単です。
町会の掲示板に活動報告、フリマのお知らせ、遺棄殺傷違反ポスターの掲示などをお願いします。活動を進めていくうちにお祭りへのパネル展、フリマ参加など町会から提案をいただけるようになりもす。

環境省のポスター、HPからダウンロードできます。

③、「〇〇地域ねこの会 」以外にも「〇〇町会ねこ担当」と名乗る場合もあります。町会の一員として活動を行うのですから、町会の他の行事にもなるべく参加、積極的にお手伝いをすることはとても大切です。

④、年に一回は町会会館、福祉会館などを利用して活動報告のためのパネル展、相談会を行います。あらたに引っ越してきた方や、まだ活動になじみのないかたにももれなく活動を知っていただくためにとても効果があります。

⑤、行政の方には活動推進用チラシ、ポスターの作成、パネル展、相談会への協力、またトラブルがあった場合は現場視察の同行などをお願いします。

⑥、町会の外から支援するボランティア団体は⑤の行政の役割と同様パネル展、相談会への協力、現場視察の同行に加え、ねこの捕まえ方、トイレの設置法、餌場の管理など、より具体的なアドバイスを行います。


うちの鈴子(りんこ)です。
不妊去勢手術した子は耳カットして目印にします。


絶対にさけたい二者協働                                     

行政もボランティアも陥りやすいのが、住宅、行政、ボランティアの三者協働から「住民」がすっぽり抜けた「二者」協働です。

多くの場合、ボランティアグループまたはボランティアさん同士のネットワーク作りを行政が進め、寄せられる苦情対策をそのボランティアネットワークに依頼して、野良猫問題の解決を図る仕組みに走り勝ちですので、町会などの町会組織をいかに組み込むかが最大のポイントとなります。

行政に苦情、相談がいった場合、行政がボランティアを紹介するというケースはよくありますが、それで終わってしまいますと住民組織はまったく無関係となります。
この二者協働スタイルは地域住民の方々に地域の問題としての認識をもっていただく機会もなく、町会のどなたも知らないうちに表面上の解決となってしまい、やがてまた同じことを繰り返しますので、根本的解決にはいたりません。

ご相談内容にもよりますが、行政は相談者に町会への関わりを進め、さらに具体的にボランティアとともに町会長へのご説明、地域でのパネル展、相談会の推進、そのための広報用チラシの作成などが必要になります。

地域住民への活動のご説明、広報のサポートの役割分担の意識を、行政とボランティアが共有しあい、地域に根付かせる同じ目的を目指すとき、今までの「二者協働」を「三者協働」へ容易にすすめることができます。


以上のように「行政不作為」と「地域不作為」により引き起こされた問題ですが、今さらやれ行政のせいだの、やれ住民のせいだの、餌やりさんのせいだのと責任追及しても、先には何も見えません。誰のせいでもない、とにかく皆で力をあわせてなんとかしよう・・・と、そんなお気持ちをお持ちいただけましたら大変嬉しく思います。


絶対に解決します。                                   


以上がNPOねこだすけ様の「ねこだすけニュース」より転載させて頂いたものです。

地域猫活動は三者協働がとても大事です。三者協働であらばこそ「飼い主のいない猫」達がその地域でのびのび暮らせます。

地域猫活動は野良ちゃんにその地域の住民権を与えることですから☺️


この子はある駅で結膜炎が酷く、今のおとたん、おかたんに保護されました。お正月にはおとたんお手製の半纏を着せてもらい、お誕生日は🎂、そしてこの子がのびのび暮らせるようにお家まで買ってしまいました。


どの子もどの子も、みんなみんな幸せになぁ~れ🤗



いつもいつも、大事な時間にお付き合いくださいまして有り難うございます。
お読み頂き感謝致しております。


        


                                                                   
                                                                                                  

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