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唇に金属棒をあてがう異物感。

どんなことでもそうなんだろうけれど、上達したいなら、休まず続けることが大切です。トランペットももちろんそう。というか、世界で2番目に難しい楽器こそ、毎日の練習が欠かせません。

あるプロトランペッターが、ブログに「よく言われることだが、1日休むと、元に戻るまで3日かかる。1週間休むと、3週間かかる」と書いてた。またこの人は、一回休むと、マウスピースを口に当てたときに異物のように感じる、とも書いていました。

マウスピースを口に充てた時の異物感、これ、わかるわぁ。そう、私もトランペットを再開した頃は、練習の度に、唇にマウスピースを充てるとなんだか冷めた火箸を充ててるみたいな感じだった。異物感というよりは拷問のような。思い起こせば、昔もそうだった。ハイノートを出そうと唇にマウスピースを押し付ける癖があったから、練習を休まなくとも、毎回唇に棒を押し充ててる嫌な感じ。それでも音は出ないから、下唇を巻き込んで、さらに強く息を吹き込もうとする。ますます異物感。
こんなことでは練習が楽しいはずがありません。

そして今回も、最初の半年くらいはずーっとそうだった。毎日拭いてるのに、嫌な感じ。マウスピースがあってないのかな?もう、プレスはしてないんだけど。色々試行錯誤。ときどきいい感じ。でも、おおむね異物感。その時は調子が悪い。それでも毎日練習し続けておよそ一年過ぎた今。

気づいてみれば、お!異物感がない。マウスピースが拷問の金属棒じゃなくなってる!・・・バンド練習で吹き過ぎたときには少し拷問感が戻ってはくるけど。・・・つまり、これはいい方向なんだろうな。と安心してみるのです。

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