記事トップ画像

おしえて!モーション‼︎Vol.2 その③ 「ラーメン好き」な人だと勝手に思われてしまうモヤモヤ 【直江実樹さん】

(おしえて!!モーション!Vol.2のつづきです。この回のゲストについてはこちらをご覧ください)

うん、もう「お前はラーメンだ」みたいな。

桃子 じゃあ、では、次は直江さんの番ですね、何か、ないですか?

直江 モヤモヤね、自分はあのう、こういう見た目なんで、仕事のようなちゃんとしたシチュエーションでよくあるのが、最初っからねえ、なんにも自分の情報言ってもないうちから、ラーメン好きだと思われる。

松浦 あははは!

客席 (笑)

直江 えへへへへ(笑)

松浦 髪の毛かなあ。

直江 髪の毛。

桃子 小池さん※に似てるから?(※藤子不二雄の漫画に登場するいつもラーメンを食べている中年男性)

直江 それはあるのかもしれない。けれど、そんなにね、ラーメン好きじゃない...

桃子 え、それは悩みなんですか。

直江 そんなラーメン好きじゃないんですよ。

桃子 そういう自分のイメージが嫌なんですね。

直江 自分のイメージが嫌っていうよりは、当然のようにそういう話をされることが。

桃子 なんにもないところからですか?

直江 そう。なんにもないところから、もう「ラーメン好きでしょ」の前置きもないまま。

松浦 あははは!

直江 「あそこのラーメンがさあ」って(笑)

桃子 話すひとは「この人はきっとラーメンの話題が好きだろうな」と確信しているんですね。

直江 うん、もう「お前はラーメンだ」みたいな。

桃子 「好きでしょ?」って。

直江 「お前はラーメンだしさ」(笑)みたいにされる。

桃子 ええー

直江 この前も、大久保のひかりのうまっていう箱でライブをやったときに、まああの、一緒によくやる内田静男さんっていうベーシストの方がいるんですけど「直江さんとね、大久保のひかりのうまに来たんだからね、上にさ、ラーメンの店があるんだよ、ここに今日ね、行けるとおもってたんだ」って(笑)

桃子 直江さんだから、と。

直江 だから、ラーメンなんだろうね。「ラーメンが好きそう」を超えて、「ラーメン」なんだろうって思って。どうやったら、この...

桃子 ラーメン感を取れるか?

直江 っていうのが、すごい悩み。

おおさわ あははは。

まあでもイエスマンだからね。

桃子 今日のユニクロのスーツはラーメン感はないですよ。

直江 ラーメン感ない? でもスーツってラーメン感あるよね?

桃子 あ、あるかなあ? サラリーマンぽいってこと?

松浦 私が思うのは、直江さんって、相手に自分の好きなものを好きであろうと思わせる魅力の何かがあるのじゃないかと。

桃子 なるほど、今いいこと言いましたね。

直江 「いいなりになりやすそうな人」のような感じにも聞こえるんだけど(笑)

桃子 ちがうよね?

直江 まあでもイエスマンだからね。

松浦 違うんです、例えば、相手の方が、もしラーメンが好きな人だったら、なんか直江さんもきっとラーメンが好きだろうって思いたいし、思える。

桃子 自分のことを分かってくれそうな気がするってこと?

松浦 もしその人がイタリアンを好きだったら「どこのピザ行きます?」みたいな。

直江 たぶんね、ピザ感そんなないと思うよ。

会場 (笑)

松浦 でも、おいしいワインを知ってるんだろうとか...

直江 いやあ400円ぐらいのワインを買いますね。

桃子 実際に今までにそういうことってありましたか?

松浦 400円なのにおいしいんだよね、みたいなワインを、知ってそうじゃないです?

直江 「おいしいもの好きでしょ」とは言われるけどね。

桃子 もうちょっとこう自分を、正しく観察してほしいとか、理解してほしいなって思ったりしますか?

直江 理解はね、別にもうあきらめているからいいんだけど。

桃子 他にはなんか言われるんですか? 

直江 ラーメンはとにかくあるね。「あそこのラーメン行った?」って、「もう当然行ってるでしょ?」ぐらいの。

桃子 はあ。いつのまにかそういうキャラ設定になってるんですね。

直江 そうなんです。「なんで二郎※を知らないの?」くらい言われる。(※「ジロリアン」と呼ばれる熱狂的なファンがいることで有名なラーメンチェーン店“ラーメン二郎”のこと)

桃子 なるほどー。

直江 あと、吉野家好きそうとかね。

桃子 吉野家とかラーメンとか。日本のファーストフードですね。

直江 そうそうそう。

おおさわ あと「ゆで太郎※」とかも多そう...(※関東地方を中心に展開している立ち食いそば・うどんチェーン店)

直江 実は立ち食い蕎麦屋はすごい好きで、ゆで太郎は一度でいいから行きたいんだけど、駅前にゆで太郎って案外なくて。

おおさわ 関内のすぐそこにありますよ。

直江 関内のすぐ、どこにあるの?遠くない?

松浦 ゆで太郎って、そば粉と小麦粉の割合が他のチェーン店に比べてしっかりしている。

桃子 なにその詳しさ(笑)

直江 俺はまだ“ゆで太郎知らず“だから。

客1 地下鉄の伊勢佐木町駅にあるので、食べてみてください。

桃子 ちょっと待ってくださいよ、ラーメンは嫌だけど“ゆで太郎“の話題はいいんですか?

直江 蕎麦はねえ。

松浦 嵯峨谷おいしいですよ。

直江 嵯峨谷。サガヤ、じゃないんだ、サガタニなんだ。

松浦 あそこは十割蕎麦ですよ。

直江 いいよね、あそこはプレミアムモルツが250円だし。

松浦 そうなんですよ!

桃子 じゃあ、別に値段が安そうなものイメージが嫌なわけじゃなくて。

直江 ラーメンって完全食すぎるから、おなかいっぱいになるのがいやなんです。

松浦 でもね、例えば今まで出会った人の中で、この人蕎麦好きそうだなって思った人っていますかって話。うどんもいないと思う。ところが不思議なことに「この人ラーメン好きそうだな」っていうのはあり得る。なんだろうな、眼鏡かな。髪型かな?

直江 この天パー、ヒゲ眼鏡、ぽっちゃり、なんだよね。

松浦 絶対ラーメン好きだ。

直江 でしょ?

モテモテになるかもしれないですよ。

桃子 じゃあちょっとあれですね、池波正太郎みたいに、着物とか着たらいいんじゃないですか?

一同 (笑)

松浦 似合いそうですよ。

直江 着物着たら着たでなんか落語家っぽくなっちゃわないかな(笑)

桃子 落語家はラーメン食べないですよ。

直江 蕎麦だからね!ああ、そうか。扇子持って蕎麦食べる練習しますか。

桃子 でも、そういう新しいキャラを作る、いいきっかけなんじゃないですか。

直江 いいきっかけ!

桃子 はい。ちょっと、自分が目指している自分と人が見てる自分のイメージが違うってことなんじゃないですかね。ちょっと蕎麦感出していったほうが。

直江 蕎麦感。

桃子 はい。

直江 蕎麦感って、どういうことなんだろうな。

桃子 ちょっと着物とか着て。

直江 着物着て?

松浦 あはははは。

おおさわ 白檀の匂いとかさせて。

直江 それって昔の近所の変わり者みたいなおじさんだよね?(笑)白檀の香りとか(笑)

桃子 どういうイメージで見られたいですか?

直江 どういう感じ? 食べ物を感じさせたくはないけど(笑)

一同 (笑)

桃子 でも、蕎麦感のある感じで見られると嬉しい?

直江 ラーメンよりは蕎麦を。

桃子 なるほどね、ちょっと今分かってきました。目指している感じが。

直江 うんうん。

桃子 でもね、まだ出てない!

直江 (笑)

松浦 うーん、どっちかっていうと牛丼好きかなって思った。

桃子 一緒ですからそれ!

直江 俺、あの裏日本の生まれなんだけど、牛丼っていう文化がなかったので、牛丼も苦手なんです。

松浦 カレーはどうですか。

直江 カレーはまだおいしいですね。すいません、カレー大好きなんですよね。

桃子 カレーと蕎麦ですか。文学寄りですよね。

直江 カレーと蕎麦は文学寄り?

桃子 はい、私の中ではね。

松浦 なんかでもわかる気がする。

桃子 文系なひとっぽい感じをね。出していきましょう。

直江 出していきまーす。

桃子 池波正太郎みたいな感じで。

直江 今を池波正太郎で生きる。蕎麦に日本酒をちょっとひっかけてと。蕎麦なんか噛まずに行っちゃう。せき込むとおもうけど(笑)。それと、板わさとね。

桃子 さらに映画割引もあるし、モテモテになるかもしれないですよ。

松浦 映画は割引を使うけど、蕎麦にはめっちゃこだわって。

桃子 でも、いいかも、直江さんと映画、そして蕎麦デートみたいなの。

松浦 映画割。そばつゆ割。

直江 そばつゆ割で。

雑談がつづくーーー

→この「勝手にラーメン好きだと思われるモヤモヤ」と「ユニクロを着ていることをいちいち申告されるモヤモヤ」を合わせて一つの曲に盛り込んで作詞作曲してみました。デモ音源をUPしていますので、こちらのサウンドクラウドから聞いてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?