妹よ。26歳の誕生日おめでとう。

2022年9月28日 03:28

もう日付が変わってしまいましたが、今日は華子(妹)のお誕生日でした。
明日は雑誌の撮影があって早く寝たいところですが、今日渡す予定だったお手紙、後半が書き終わらずタイムアップして、どうせならリアルな手紙をnoteに書いちゃえ。と思い、それを今日のMOMO TIMESにする。

華子はどうやら自己紹介たるものが苦手らしく、じゃあわたしが他己紹介noteを書いてあげると言っていたものの、妹という複雑すぎる人間を適当に紹介することもできず手が止まっていた。
今日はお誕生日ということで、こんなに適した日はないんじゃないかというわけで、ちょっと書いてみよう。

これを読めばきっと華子という人物がなぜ愛されるかみんな分かるだろう。
手紙で章にタイトルがついているのは意味不明だけど、華子の自己紹介としても成立することを願い、サブタイをつけていく。

華子へ

お誕生日おめでとう。この1年エースのことよりも華子のことを考えたと言っても過言じゃないかも知れません。

頭脳/コミュ力/美貌を兼ね備えた奇跡の女性

とても26歳とは思えない頭脳と思考を持ち合わせた我が妹ながらあっぱれの奇跡の女性です。うちの家族全員が惚れ惚れするできた旦那さんと早々に結婚し、マイホームを手に入れ、脱サラ。3兄妹の末っ子ゆえ、甘え上手で世渡り上手。努力は嫌いだし、「戦わずして勝つ」が好きな言葉だったりする。天真爛漫で、どんな人とでもすぐに打ち解け懐に入っていくコミュ力はもはや才能だ。弾ける笑顔は女優顔負けで、昔から密かに芸能界に入ったら一発当たると本気で思っている。

まあ軽くさらっただけでも華子の人生には挫折という2文字はないほど順風満帆だね。誰もが羨む人生だし、そんな華子を妹に持って心から誇りに思う。だけどこれらは表面でしかない。

陽にも陰にも振れる「人としての厚み」

華子の真価は、「振り幅」にある。ポジティブが華子の外側だとしたら、内側にはそれと同じくらい負や陰がある。

思考量が常軌を逸しており、哲学的視点で普通は考えないことまで考える。小さい頃から図書館に通い詰めて得た知識で華子が出来上がっているからか、たまにいつかの時代の文豪に思えてくる。妹の旦那さんとはたまに「哲学者」と呼んだりするくらいだ。

誰が見ても楽しく幸せな人生なのに「毎日つまらない。生きていても楽しくない。」という言葉が出てくることに姉のわたしでさえ驚く。
頭が良すぎるので、答えのないことを問い続けたり、逆に瞬時に正しすぎる答えが見えてしまったりして生きるのが苦しいだろうなと思うこともある。

人一倍悩んだり、誰より繊細で、悲観的な部分など人間らしさも持ち合わせているから華子はバランスがいい。でも何か悩んだら必ず相談するように。ASAP！(姉からの拒否権なしの命令)

試練の年で、初めての挫折もしっかり経験(おそらく)

この1年、正直お互いにとって辛い時間だったと思う。エースが立ち上がりブランド運営に没頭する傍らで、地獄の底に突き落とされた出来事があった。今ある日常が当たり前じゃないと学んだし、世の中なんでこんなに不条理なんだと、行き場のない感情と闘ったね。

仕事においても喧嘩の嵐。ただでさえ目指すゴールや考え方、働き方など何もかもが真逆並みに違うのに、初めてのことばかりで、揉める要素しかなく地雷だらけだった。激しく衝突する度に「もう無理かも」と逃げたくなる瞬間があったのも事実だけど、1年経ったいまもこうして一緒にやれていることが何よりの証拠だよね。これからも紆余曲折しながらなんだかんだやっていけるんだと思える。

いつも意味不明なくらい高みを目指し続けるわたしについてきてくれて本当にありがとう。業務量も増えて心身ともに疲弊してしまったけど、力を合わせて乗り越えたきたね。何より、心強いメンバーや、サポートしてくれる家族、メーカーさんや工場、JOKERSあってのエースだからこれからもずっとそれを忘れずにいよう。

姉の人生を左右する重要人物

なんで華子と目的が同じなのに、ぶつかるんだろうって考えたけど、ゴールが同じだなんてわたしが都合よく履き違えていただけだった。この前のゴルフの帰りにまた喧嘩になってしまった時、改めて言ってくれたこと。

「桃ちゃんと一緒に何か楽しいことがしたい」

これが華子がエースにジョインした最大の理由。つまりエースに求めることでもある。何度も聞いてきたけど、わたしはその重要さにずっと気付けないポンコツ野郎だった。よくよく考えたらこれほど幸せなことはないと気づいたら思わず涙が出てきちゃって泣き泣き大会みたいになっちゃったね。この言葉は宝物だし、分かり合えることも増えてきて嬉しい。信じてついてきてくれて本当に本当にありがとう。

「文化祭の準備みたいに楽しく働きたい」って言い続けてくれてたこと、理解するのに時間がかかってしまってごめんね。仕事は地味で辛いものって感覚が抜けないわたしには全然同意できなかったけれど(例えば文化祭の実行委員長って不安と責任におそわれ、一般生徒のようには楽しめないのでは？と)、最近少しだけ分かった気がする。

来年の目標は、華子に「人生つまらない」と思わせる瞬間を減らすこと。

わたしは岩みたいにかたいけど、楽しい時間を増やせるように努力する。
いつも思いを汲み取って的確な意見をくれて、姉を立ててくれて、時に天才のひらめきで助けてくれて、一番の理解者でいてくれて、感謝してもし切れないよ！ありがとう！

華子が妹じゃなかったらわたしの人生は死ぬほどつまらなかったでしょう。
責任を持って華子の目的は果たすので、気長に待っててね。

素敵な26歳を。