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付加価値を高めるブランディング戦略

こんにちは。
株式会社signの藤井桃子です。

最近、愛車にエンジン警告灯がつきました。
そもそも、このマーク自体なんなのか知らなかったのですが、友人を乗せた時に教えてもらって、点検の必要があることを知りました。

もう6年ほど乗っているので、数ヶ月までに車検に出した時も、消耗部品の交換などで、かなりの額を請求され驚愕。
それなのに、またエンジントラブルか!?と、もう愛車との別れも考えています。

メルセデスベンツEクラスに乗っているのですが、とにかく外車は部品交換が高額。
今までもたくさん修理してきましたが、余裕で百万以上使っています。

なので、最近は車は持たずにタクシーでいいかなと考え始めました。
維持費もいらないし、移動中に作業ができる。
こっちの方が効率的じゃん!と思うのです。

でも、人はなぜ維持費もかかり燃費も悪い外車に乗るのか。

それはブランディングによる付加価値があるからです。

コモディティ化が進んでいる今

近年は、どの商品やサービスもコモディティ化が進み、価格競争が激化しています。

コモディティ化とは、同じ業界の中で同じような商品やサービスが多く出回り、機能、品質、ブランド力などの差別化できる付加価値が薄れて、一般的なものになってしまうことです。
現在の市場では、何か新しいものが世に出ても、すぐに同じようなものが発売されて、すぐにコモディティ化してしまいます。
コモディティ化が進むと、消費者は値段の安さや買いやすさなどを基準に選ぶようになるため、企業は価格を下げるなどして価値を上げるしかなくなりますが、低価格化が進むと、結果的に企業の利益を圧迫していきます。

価格競争から脱出するひとつの策が、付加価値をつけるためのブランディングです。

付加価値を高めるブランディング戦略

他社との差別化をするためには、付加価値を高めていくことが重要です。
その戦略の1つがブランディング戦略。

例えばフェラーリ。
まさにコモディティ化が進む車業界の中で、数千万円、物によっては億単位で売買されています。
2013年に発表された「ラ フェラーリ」は1億6000万円という高額ながら、限定499台は即完売だったとか。
これはまさにフェラーリブランドが浸透している証拠ですよね。

希少性というブランディングが徹底されていて、各モデル少数しかないフェラーリを持つということへの特別感や、自分だけのものという高揚感が、消費者の心をくすぐるのでしょう。

この例からも分かるように、付加価値を高めるブランディング戦略は、企業にとってとても大切。
だから企業は広報活動に勤しみ、ブランド力を高めることに注力する必要があるのです。

私自身も、この観点を忘れず、日々経営をしています。
私のように効率化を求める人は、ブランド力のあるメルセデスベンツよりタクシーとなってしまいますが笑

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