見出し画像

Seabin(シービン)と海とプラスチックの問題について

こんにちは。
株式会社signの藤井桃子です。

毎年、膨大な量のゴミが廃棄され、海へと流れ着いています。
データ上でも日本人1人当たりのプラスチック廃棄量は年間約32kgで、アメリカに次いで世界2位となっています。
海へ流れ着く海洋プラスチックゴミを減らすために、私たちにできることをテーマにnoteを書きました。

Seabin(シービン)って何?

みなさん、Seabinってご存知ですか?
私も最近知ったのですが、海洋プラスチックゴミの回収装置なんです。
Seabinは大きな網と水を吸い込むポンプでできていて、ポンプによってできた水流で水面を浮遊しているゴミを集め、網に取り込む仕組みです。
特殊なゴミ箱になっているため、マイクロプラスチックなども集めることができ、最大20キロまで回収することができるそうです。
Seabin1つを設置するだけで、年間にすると何トンものゴミを取り除けると見積もられているんだとか。

マイクロプラスチックの問題

マイクロプラスチックとは、環境に存在する微小なプラスチック粒子のことで、一般的に5mm以下の大きさのものをマイクロプラスチックといいます。
プラスチックの一部は海洋に流れ着き、徐々に劣化して小さな破片になっていきマイクロプラスチックとなっていきます。

小さく砕けていくプラスチックの他にも、歯磨き粉や洗顔料や化粧品全般などに使用されている初めから小さい5mm以下のビーズ状のプラスチック原料、マイクロビーズもマイクロプラスチックの中には含まれます。
その小ささ故に、回収が難しく、筆頭の問題として海洋生物の生態系の破壊があるのです。
魚類・甲殻類・貝類・海鳥や海洋哺乳類などの海洋生物たちが、海水に混じったマイクロプラスチックを誤嚥してしまい、消化不全や胃潰瘍などを引き起こし、死に至るというものです。

一部の世界の国々では、マイクロビーズを含むパーソナルケア商品の製造・販売を規制しているのですが、日本では企業の自主的な対応を求めるレベルで、規制するには至ってないのが現実です。
ですから、これからの時代は、1人1人が環境に良いものを使う意識がとても大切になってきますね。

私たちにできること

私たちにできることはたくさんあります。
近年では、レジ袋が有料化されて、マイバックを持つのが当たり前になりました。
有料化する前は、めんどくさいな〜などと思って方も多いかもしれませんが、意外と当たり前になるとそうでもないと思いませんか?
そうやって、プラスチックを使うという当たり前を少し横に置いて、まずは使い捨てプラスチックの使用を減らすことが私たちにできる第一歩だと思います。

私がやっている取り組みだと、
・ちゃんとゴミを分別する
・ペットボトルを買うのではなく、マイボトルを持つ
・サランラップではなくエコラップ(ミツロウラップ)やシリコンラップを使用する
・ジップロックではなく、スタッシャーを使う
・エコな取り組みをしているお店を使う
などそんなに難しいことはしていません。
そして完璧ではありません。
外出先でペットボトルを買ったりすることもあります。
ですが、小さなことを毎日継続することによって環境には大きな影響になるのです。

まとめ

私は先日Seabin設置のクラウドファンディングがあったので、そちらに支援をしました。
そういう取り組みも始まっているみたいなので、是非気づいた時はチェックしてみてくださいね。
みなさんも海の現状を知って、小さな取り組みを始めてみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?